Lovin さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
見た感じ
■概要{netabare}
原作:Ark Performance(ヤングキングアワーズ)
監督:岸誠二
シリーズ構成:上江洲誠
キャラクタデザイン:森田和明
制作:サンジゲン
OP:「SAVIOR OF SONG」
by ナノ feat.MY FIRST STORY
ED1:「ブルー・フィールド」
by Trident
ED2:「Our Story」
by ナノ
{/netabare}
■主な登場艦船{netabare}
潜水艦 伊401
重巡洋艦 高雄
戦艦 榛名
戦艦 霧島
戦艦 日向
戦艦 金剛
重巡洋艦 摩耶
潜水艦 伊400
潜水艦 伊402
{/netabare}
■視聴前
・印象:
・小さいお友達向けかもしれないが見る
■視聴後
・印象:★
・原作漫画は未読でTV放送を視聴
・キャラデザに騙されたが大きいお友達向け
・青の6号+艦これ+成恵の世界?
・片仮名表記で配慮された艦船名
・やっぱり名前的には金剛がラスボスか
・余り考えてなかったけど一寸西住殿っぽいかも
■感想
人間である主人公達に、理由の詳細は不明ながら伊401が組することで、人類の脅威である謎の艦隊「霧」を相手に闘う話。といっても自ら進軍するわけではなく、「霧」の来襲に対して防戦するのが基本的な展開となる。
「組する」とは、登場する「霧」の艦船はメンタルモデルなる擬人化された個体を持っており、伊401も「霧」と同じ技術で建造された潜水艦であるための表現である。メンタルモデルは容姿や性格は人間のように個性的であるが、自身が兵器であることを忘れてはいない。
2013秋期の暗闇作品の1つで、潜水艦内や夜間の活動が多いため暗い映像が多い。その中でも本作品は一際多いのではと予想していたが、キャラに関しては明度のある描写されていて視認し難いというほどではない。
物語の序盤は、絶望的な状況に一筋の光が見えている状況で緊迫感があり、中盤ではその光にも陰りが見え始め絶望感が煽られ、終盤では一大決戦を向かえ高揚感が襲ってくる。結末は新しいお友達が出来て穏やかな状況でハッピーエンドを迎え、作中唯一で最高の笑顔で幕を閉じる。
艦船に詳しくは無いため、どうしても「艦隊これくしょん」の知識で見てしまう傾向があり、色々な意味で歪んだ見方しか出来ない。メンタルモデルの性格が違うと直ぐに「コレじゃない」と思ってしまうが、作品に於いては適正なキャラ付けになっていたと思う。
序盤は謎も多く思い入れを持つことは難しかったが、中盤以降の戦闘が中心になる展開には徐々に引き込まれ、性格の可愛らしいメンタルモデルの登場で和み、終盤の戦闘の連続で飽きさせない展開は上手く纏められていると感じた。
本作品をお奨めできる方の傾向は分からないが、迷っているのであれば是非お奨めしたい作品であることは間違いない。
■蛇足{netabare}
金剛、榛名、霧島ときて比叡ではなく日向なのか、伊401の下僕的存在としての比叡は見たくないが。
金剛型戦艦四姉妹揃い踏みは、艦これプレイヤーとしては少し見たい気がした。
{/netabare}