ごまだんご さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
豚肉が食べれなくなったらどーすんのよ・・・責任とってよね!!!。・゚・(*ノД`*)・゚・。w
北海道の農業高校を舞台に高校受験に失敗した八軒勇吾が
畜産動物と向き合いながら成長していく、農業高校ライフ☆
研究や実験が自由にできるというあたりは高校というよりも大学の雰囲気。
土も触ったことがないような都会っ子が田舎で~
っていう展開かと思いきや、案外主人公がヘナチョコじゃないのでご安心をw
大きなテーマは2つ。
高校生らしく、自分のやりたいことは何か、どう生きたいのか。
そして、畜産動物との向き合い方はどうあるべきか。
両極端にある2つの問題をどう消化していくのか。
いやいや。そんなに重く考えなくても、楽しんで見られますので(´д`ι)
思わず吹き出しそうになる笑いもたくさんです。
気になったのは教室に掲げられている教訓。
「勤労 共同 理不尽」
理不尽。そう、理不尽なんです。
生きることって理不尽なんですよね。
就職先を選べないことも、動物を食べることも。
それでも生きなければいけないんです、理不尽も受け入れて。
1クール終わっても、八軒は答えを出せません。
「どんなに悩んでも満足の行く答えはこの先見つからないかもしれない」
人はいくつになっても見つからない答えを探し続けます。
だけど、悩むことが成長。辛い思いをすることが成長。
テーマは重いが、心地よいギャグが気持ち良い。
これはきっと原作からそうなんでしょうが、センスが良いんですよね。
総括して言いたいことは、センスが良いってことなんです。
力を抜くところは抜いて、入れるところは入れて。
作画もアングルも音楽も声優も。
ツボを突く、安定感を感じる作品でした。
何よりご飯が食べたくなる作品って、いいですよね☆☆☆
大人が見ても、心にくる言葉がたくさん散りばめられた作品です。
2期にも大いに期待して^^
荒川弘の作品は毎回個性的なキャラが特徴ですが、
今回も個性的なキャラが目白押しです☆
大仏先生
「自分に合った馬に乗るのもいいですけど、
馬に合わせる乗り方も面白いですよ^^」
校長先生
「逃げてきたことに負い目があるんだね。
逃げた先で出会った人やもの、それらはどうでしたか?
逃げたことを卑下しないで、それをプラスにかえてこそ逃げた甲斐が
あるというものです。」