Lovin さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
見た感じ
■概要{netabare}
原作:ESE(月刊コミック アース・スター)
作画:夏木きよひと
監督:久城りおん
シリーズ構成:兵頭一歩
キャラクタデザイン:りんしん
制作:アームス
OP:「ビューティフル・ドリーマー」
by 鳴海杏子
ED:「Fan Fanfare!!!」
by Sweet Diva
(萩原さくら CV:竹達彩奈
宮澤エレナ CV:阿澄佳奈
菅野七海 CV:大坪由佳
望月悠歩 CV:伊藤美来
早瀬愛華 CV:雨宮天)
・OPは静かに燃えるようなポップス調
・EDも明るくアップテンポなポップス 調
{/netabare}
■視聴前
・印象:★★
・明るいスポ根で監督の本気が見たい
■視聴後
・印象:★
・ハッキリ言って考え得る最悪を超えていた
・一々エロいカットが多すぎ
・敵が大人気なく下品で人として疑う
・自分の土俵で戦っておいて人を見下す
・マネージャーも仕事出来なさ杉
・第二話以降は真面目にプロレスを描いてほしい
・と思ったら無理だった模様
・何かと安直でアイドルもプロレスも舐めてるのは制作側
・キャストも豪華になったのに何故ネタ路線なのか
・集合絵を見ると分かるが顔が3種類しかないかも
■感想
原作は未読でTV放送を視聴。
第九話を視聴して遂に来るところまで来たと感じたので、視聴は続けるがレビューをFIXとしたい。ツッコミたい部分が多い作品で我慢していたが、もう我慢の限度を超えてしまった。
第一に、アイドルグループのメンバーの扱い。プロレスアニメにも拘らず何故しつこく登場させる必要があったのか。試合をリングサイドに見に来ていて、主人公がピンチな状況で顔を見て歯を食い縛る、という展開では駄目なのだろうか。そのキャラは結局、主人公がリング上で「世界でいちばん強くなりたい」宣言をしてから登場機会を失うことになったのに、「困ったときの王大人」的キャラでよかったのではないかとツッコミたい。
第二に、余り熱中しない試合と喘ぎ声。プロレスデビュー後は海老固め?(海老反りにされる)の連続で50連敗。実際には描かれていないが、視聴者としての感覚では1~2ヶ月に感じた。しかしその程度でデビューできるプロレスならチョロすぎると思う。だから50連敗なのかもしれないが、喘ぎ様から察する痛みを50回も受けたら、勝つ前に故障するとしか思えない。海老固めが決まる度に喘ぐ主人公、30分の内10分くらい喘いでいるようなイメ-ジの作品を見続けるのは結構疲れる。
第三に、際どい部位がアップになる不必要と思える構図。デビュー以来50戦以上一つの関節技でギブアップしているのだから、試合自体には動きも派手さも出しようが無い、とはいえ物には限度がある。「AIKa」シリーズのような感覚で見ればよいのだろうが、あちらは打撃が基本のアクションなのでまだ動きはある。だがここまで動きのあった試合は、第八話の世界王者との試合のみとは残念極まりない。
最後に決定的だったのは、プロレスをしないことへの怒り。試合を見たい、というわけではなく、ドラマは可能な限り場外でやるべきということ。お安くない入場料を払って見に来ているお客さんを前に、試合をする選手を落とした挙句に暴言を吐いて退場、世界王者はVIP席で「プロレスは変わる」って言うのは如何なものかと思う。仮に、試合に台本があったとして、こんな試合でわざわざ興行を見に来る客は居ないのではと思う。
キャラクタデザインはまずまず綺麗、キャストはそれなりに豪華だと思うので、エロいカットで喘ぎ声を聞きたい方にはお奨め出来なくは無いが、色々端折り過ぎ感を消せないのが残念な作品だ。
■最後まで見て
やっぱり{netabare}50連敗した主人公より後に入門して善戦とか、負けたのに約束を覆すとか、リングを私物化とか(亀田兄弟かよ)、アイドルとレスラーの両立とか{/netabare}色々舐め過ぎ。
■蛇足{netabare}
ところで喘ぎ声は、台本ではどう表現されているのだろうか。
(もがき苦しむような喘ぎ声)のように抽象的なのか、それとも「ぐっ・・・あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛」のように台詞そのものが書かれているのか少し疑問。
あと気になってた実況の声はやはり三石琴乃だった。
{/netabare}