Lovin さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
見た感じ
■概要{netabare}
原作:落合さより(ウルトラジャンプ)
監督:三沢伸
シリーズ構成:山口宏
キャラクタデザイン:松本麻友子
神使デザイン:井出直美
制作:diomeda
OP:「tiny lamp」
by fhána
ED:「月光STORY」
by SCREEN mode
{/netabare}
■視聴前
・印象:★
・2013秋の癒し枠かもしれない
■視聴後
・印象:★★
・原作漫画は未読でTV放送を視聴
・アットホームな雰囲気だが狐は強面だった
・癒しはあるが「猫神やおよろず」系の感じ
・関俊彦がのんびり親父とか斬新だった
■主な登場人物{netabare}
神社の娘(主人公)
神使を視認できる神眼を持つ女子高生
神使(大)
口が悪くみかんが好物の神使
神主
神眼はないが穏やかな性格の主人公の父親
居候
主人公宅に居候している神眼を持つ男子高生
神使(小)
居候について来た他所の神社の神使
ギャル
占いが縁で仲良くなった主人公の級友
生徒会副会長
ギャルとの揉め事で仲良くなった主人公の級友
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■感想
実家の神社の手伝いをしている主人公とその神社につかえる少し口の悪い神使を中心とした人間関係が描かれる。バトル系が好きな方には退屈なくらい事件らしい事件は起こらない。日常的にある小さな諍いやすれ違いが事件といえるかもしれない。
序盤は徐々に広がり行く主人公の人間関係や神使関係、中盤はある程度出来上がった主人公の交友関係者の中で起きる小さな事件、終盤は神社での神事と主人公の交友関係が交わりあっていく。そういった展開の後、神社を介して主人公の交友関係の全員が交錯することになる。
その点に於いては居候にも同じことが言える。主人公ほどの規模ではないものの、自らも含めて交友関係が広くなっていく。バトル系作品でよくある、以前の敵がライバルとして半分仲間のようになるような、暖かい気持ちにさせてくれる人間ドラマだと思う。
決して派手さはないが心をざわつかせるものもなく、悪く言えば見所のない作品かもしれない。だが、ゆっくりと心を落ち着かせて見られる内容は、他のヒーリング作品とは少し違った魅力を感じた。(アニメ版には)毒のない「ARIA」が好きな方には、一度視聴することをお奨めしたい。
■蛇足{netabare}
個人的にはOPがかなり好みの曲だった。
カラオケで2度ほど挑戦したが、雰囲気だけでメロディの細かい部分は全く覚えていなかった。
{/netabare}