景禎 さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
漫画のアニメ化作品。神社を舞台にした、ちょっとファンタジーが混ざった日常系です。
古くから続く由緒ある稲荷神社の娘(まこと)と、稲荷神社の神使である狐(銀太郎)のお話。神社の正式な跡取りのまことには、普通の人には見えないお狐様(銀太郎)の姿が見え、会話もできる。銀太郎は何百年も生きているオッサン狐で、高校生であるまこととの関係は、叔父と姪のような感じかな。
日常の誰にでもありそうな事件やちょっとした出来事や、神社ならではの出来事を、神使を見ることができる神社の娘の視点から見た、原則一話完結型のお話しです。
気楽に楽しめて普通におもしろい作品です。登場人物は多めですが、覚えられなくて混乱するというほどでもない。ただ、あまり出てこないキャラとかがけっこういて、キャラ立ちの面から若干弱いような感じ。
{netabare}物語り序盤で、まことと同い年の悟(彼も神社の跡取りで神使が見える)が、神使の子狐(ハル)を連れて来ていっしょに住むことになります。通常のラブコメなら、この二人のあんなこと、こんなこと・・・という展開になるのですが、そうなる様子もない。2人(一人と一匹、いや一柱?)が居候して来る物語上の必然性がよくわからないです。ひょっとして、原作ではもっと先の展開で重要な絡みが出てくるのかもしれませんが。{/netabare}
神社や寺などの日本の宗教や宗教行事、しきたり的なものなど、ちょっとしたウンチクを知ることもでき、そういう面でも楽しむことができます。
キャラデザも好み。とくにヒロインまことは萌え系にありがちなゴテゴテしたところがなく、素直なタッチで描かれていて好感もてます。
OP、EDもVery Goodです。