roro-k さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.5
作画 : 3.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
誰でも、まあ、にたような ものですかネ…….。
ワタシがこの作品に出逢ったのは2009年秋のことでした。その年の春に前作にあたる「CHAOS;HEADNOAH」を x-BOX360(ゲーム機です)でプレイして味をしめていたワタシは発売と同時に即購入、最終章に突入するあたりからは完全に止め時をみ失っての早朝クリアーでアリマシタ。 そのときの感想についてはゲームやアニメ等でこの作品に触れてきた皆さんと、さらにこれから触れることになるであろう皆さんとたぶん同じであると、オモワレますのでココではあえて語りません。
結局のところこのオハナシはトゥルーエンドに収束してゆくしか無いのですからネ。
ただ、「どエライものをみせられてしまった。」という実感だけがニブく海馬にありました。
アニメ化は正直不安しかアリマセンでした。ゲームから入った人たちは少なからずそのように考えていたとおもいます。 ゲームのアニメ化が過去においてどのような“惨劇”を生んできたか、ワタシを含めて「彼ら」は骨身にしみで堪えているのです。 まあ、ぶっちゃけルート分岐&マルチ・エンディングが定番のノベルゲームの映像化は 原作の持ち味を殺してしまった、、「だれ得?ありえナーイ!」的なオリジナル展開の“黒歴史”作品が跳梁跋扈(チョウリョウバッコ)していたことも衆知の事実なわけでして...。
しかしアニメ版は、そんな懸念を払拭して有り余る出来でアリマシタ。 と、、ココまで書くと原作至上主義の方々からはお叱りを受けるかもしれません。 ですがよく考えてみてください。 どんな優れたコンテンツも受け手に伝わらなければ ソレは“存在しない”ことと同義であるというこです。
今年5月には劇場版を観に映画館にも足を運びましたが、そのときの観客の多さに驚きました。「コレ、いつの間にGW向けの映画になったン?」 それからしばらくの間、認識と現実のギャップで前頭葉に齟齬(そご)を起こしてその場で〇〇〇〇踊りをしたいという欲求と闘わねばならぬほどでアリマシタヨ(劇場版の感想については機会があれば、またいつか....)。
作品がアニメ化される、DVD&ブルーレイになるということの意味はこうゆうことです。
幸いなことにこの物語はアニメスタッフにも愛されたようです(随所にゲーム版とは異なる改変も追加設定もありますが、それぞれ充分に考慮された内容であるとワタシは思います)。
いつの時代でも良いモノは売れます。 自演もステマも必要ありません。 だれが観測しなくてもコンテンツは歩みをとめることはアリマセン。 ゲームとちがって、 レンタルDVD ならだれでも簡単に手に取れますものネ。
このアニメのレビューを読むとワタシはおもわずニヤニヤしてしまいます。
初めて「境界面上のシュタインズゲート」に到達してクリアーできたワタシの感想を数限りなくみれますから・・・。