セメント さんの感想・評価

3.8
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態：観終わった

OPEN DEAL!

てっきりお金の絡む駆け引きにおける心理戦が魅力のアニメかと思ったら、おもいっきり肉弾戦してたでござる
最初から最後まで、やってることがよく分かんなかったですが、勢いだけはあった！
今期のノイタミナは間違いなく攻めてきてますね


今作は、あの花の添え物みたいな印象を持つ方もいると思いますが、そんなことはまったくありません
こちらもこちらで主食としていけますよ、意外に面白いんですよね、これが
謎の疾走感があるんです、特に、６話のボランティア王子の回と
７話の終わりの公麿が町の変容に気付くシーンから最後までですね
要するに駆け足ということを言いたいんですが、そういえば最初から展開にまったくついていけてなかったので、なんかもう、話はいいや、この空気だけを楽しもうと思って、そしたら面白く感じて来たんですよ
この手のアニメだと、そうやって見るのが最善だったりすることもあったりします
なんというか、まずイマイチゲームのルールが分かんないんですよね、と思って公式サイト覗いてたら、スペシャルコンテンツなるものに、”資産運用の手引き”やら”金融街で稼ぐ法基礎編”やらあったり、ストーリーの項目にも、金融・経済用語解説的なのがあって、割と設定がちゃんと作られてあったんだなって驚きました
まぁそれ読んだ後は分かったような風をして見てましたが、結局何も分かってませんでした、恐ろしや経済学（ｒｙ

監督に中村健治氏、作監に橋本敬史氏と、「モノノ怪」「空中ブランコ」スタッフが集結
敬C氏陣営のすごいことすごいこと、音消して見ても楽しめる作画ですね
6話のすしちもテロップを見て、敬C氏やらかすんじゃないかと何となく思ってたら
案の定最終話、冒頭のarasan氏の作画ギャグで笑いを取ってから、村木靖氏がサーカス作画で颯爽登場！、続いて大西紀子女史の15秒背動に、極めつけは森パロですよ
この、内容も吹っ飛ぶほどの超絶な流れに、高ぶりを禁じ得ませんでした
ドッグデイズに引き続き、今期は作画アニメがかましまくってますね

OP「マトリョーシカ/NICO Touches the Walls」
曲調も程よく、記憶に残りやすい、良い曲だと思います、今期のアニソンは男性ボーカルが多いですね
映像は最終回と繋がってます
ヘリコプターマネーとして降ってくる、円、ドル、ユーロ、最後にミダスマネーが使用人の特徴を表しつつ分解されてく演出はかっこいいですね
元、ウォン、ポンドと、なんとなく場違いな紙幣がある気もしますが、まぁ置いといて
ED「RPG」を歌うのは、「東のエデン」でもEDを歌ってたschool food punishmentさんです
ま、あれもノイタミナですし構想も似てる気がしますね

ゆきあつとあなるが出てますｗ
すいません、ついつい言いたくなりました
櫻井孝宏さんと、戸松遥さんですね、特にとまっちゃんは演じてるキャラの属性系統がかなり似てるので、やっぱりネタにしたくなります
主人公・余賀公麿の声優は、声優アワードで新人男優賞を手にした内山さんです
ま、主にIS的な意味で、私的にはそんなに来てない声優さんですが、今後どうなるのかは気になりますね
あとサトウさん役の浅野まゆみさんは重たい演技を披露してましたね、嫌いじゃないです
そして後藤（弱）さんが後藤（強）さんになってる！

そのうち、「マシュ！君に決めた！」とでも言いそうな雰囲気でしたが、思ってみれば、経済用語が技名のポケモンみたいな戦術方式でしたね、いや、トレーナーも戦えちゃうわけですが
チョコレート工場に出て来そうな真坂木は、良いキャラしてました
動きには可愛さすら感じられましたね、くるりんぱ（ｒｙ
メンヘラなハナビッチは結構グッとくるものがありました、Qほど病んじゃうとちょっと気が引けますが


検索するのが恐ろしくめんどくさそうな短いタイトルです
に対して「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」はやたら長いタイトルなんで、大体バランスが取れてますｗ
最終回は超展開でしたが、こういう成分もたまには必要です、最終回含めて、ほんと”意外に”面白い作品でした
是非是非見てください、ただしあなたの将来を担保にさせていただく・・・？