かおーん さんの感想・評価
3.4
物語 : 4.0
作画 : 2.0
声優 : 4.5
音楽 : 2.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ひねくれたパネラーを主としたパネルディスカッション
高校生活でありがちな、いやそれどころか集団生活を送る上で絶対必要不可欠なコミュニケーションを問題にしたアニメ。
タイトルに「ラブコメ」は必要なのか?
「やはり俺はまちがっている」だけで良いと思う。
ついでに、なぜ「間違っている」を「まちがっている」にひらいたのか謎。
全く性格の違う数名のキャラから問題を多角的にみて、最後に主人公ヒッキーの、ヒールすぎる解決策で終わる、という内容。
ま、そりゃ、「強大な敵」が現れれば、敵の敵は味方になるわけで、丸く収まるんですけどね、ドラゴンボール的な。そのパターンが多すぎるかな。
さらにいうなら、雪ノ下が引っ張ってきた問題やポカを、ヒッキーが悪役になってかばうパターンが多すぎる。ヒッキーいなかったら、奉仕部機能しないし、雪ノ下終わってる。
題材が良いので道徳の授業みたいですね。NHK教育の中学生日記、毎日マヨマヨに等しい。このアニメの場合、主人公ヒッキー主観なので彼が正しいけど悪いで終わっちゃいますが、問題に正解などなく、いろいろな視点から話し合って正解を探すことに意味があるような題材。そしてその方向に誘導してますね。
キャンプの回なんてまさにタイプの全く違う6人でのパネルディスカッション。むしろ禅問答の様。
文化祭なんて、実行委員長をやらなかった雪ノ下が悪い。多くの場面でリーダーは自然に決まってしまうわけで、他人に譲った場合はそれなりの配慮をしないといけないのに、あの性格でトップの座を実効支配してしまった非がある。けど、本人やりたくないしそこまでを高校2年生に求めるのはどうよ?みたいな、正解はないけど正解を探して集団を円滑にする方法を探るテーマが集められてます。
実況板とかでは様々な視点から議論されたのではないでしょうか。暇があるときに、そのログやまとめも見てみたいです。