まるいぬ さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ストーリー、キャラ、作画、音楽 どれも魅力的!!
キャラがこんなに話しまくってる作品あんまないですよね。掛け合い漫才?みたいなキャラの会話と言葉遊びがとても面白いし、独特の演出で見る人を退屈させない作品だと思います。
ひたぎクラブ 感想 「一匹の―――蟹に出会って」
{netabare}
「優しさも―――敵対行為と看做すわよ」
このお話で結構印象に残ったというか、おもしろいなと思ったセリフはこれ。 ヶ原さんが阿良々木くんにいったセリフ。
だからなんだって感じですけど、こんなこと言ってたヶ原さんも懐かしいなーっていうか。
初期の戦場ヶ原ひたぎって外見、例えば、目の冷やかさとか無表情具合とかからも助けられた後と全然違うなーって改めて思いました。
それにしても階段からヶ原さん落ちてくるシーンとかは原作にない魅力がありますよね。原作読んでからアニメ見た人は結構しびれただろうなぁ あのシーン。
{/netabare}
まよいマイマイ 感想 「信号は、確かに、青色だったのに―――」
{netabare}
「本当に器が大きいわ」
このお話で結構印象に残ったというか、おもしろいなと思ったセリフはまずこれ。 ヶ原さんが阿良々木くんにボソッと言った本音。
散々阿良々木くんを罵倒したりして遊んでたのに、最後の最後でデレというか好意がぽろっとね。阿良々木くんも阿良々木でこんなこと言われても舞い上がっちゃわないのがカッコいいですよね。
「暴力も駄目だけれどね、でも、子供を叩いたら、別に子供じゃなくてもだけど、叩かれたことを納得できるだけの理由を、話してあげなくちゃ、駄目」
このお話で結構印象に残ったというか、おもしろいなと思ったセリフは次にこれ。 羽川さんが阿良々木くんに言ったセリフ。
羽川さんが言うと説得力があるなー。猫黒の話とも少し関係あるし。時系列的にはこれ言う前の話だけど、なんだか考えさせられたので。あと高校生がこんなことを当たり前のことのようにいえるってのはやっぱり普通じゃない(笑)。いいキャラしてるわ、ほんとに。
「正しい事実が一つあったとして―――それを二つの視点から観察したとき、違う結果が出たとする。そのとき、どちらの視点が正しいかを判断する方法は、本来ない―――自分の正しさを証明する方法なんて、この世にはない」「でも、だからって、自分が間違っていると決めつけるのも同じくらい違う」
このお話で結構印象に残ったというか、おもしろいなと思ったセリフはあとこれ。 忍野メメが阿良々木くんたちに伝えたセリフ。 長いね。
これって西尾維新がちょっと言いたかったことの一つかなーと個人的には思ったのです。当たり前のことだけど、この通りに生きることはとても難しいことだと思います。実際、ヶ原さんも、また自分がおかしくなったとは思いたくなくて、この当たり前ができなかった。
忍野メメはさすが大人。阿良々木くんたちの間違いを正せるカッコいいやつ。
「おかしなことは、ちゃんとおかしいと言おう。」
このお話で結構印象に残ったというか、おもしろいなと思ったセリフ、最後はこれ。告白されたとき阿良々木くんがヶ原さんに出した条件。 上のとかぶってるけど。このシーン、なんかヶ原さんが完全に片思いに見えるけど、阿良々木くんも阿良々木くんで
(戦場ヶ原ひたぎを受け止めたのが阿良々木暦で―――本当によかった。)って思ってたのも印象的でした。これアニメにはなかったんだっけ。まあ完全に好きって感情ではないのかもしれないけど。
まよいマイマイってお話はヒロインこそ八九寺だけど、内容は阿良々木暦と戦場ヶ原ひたぎのお話って感じでしたね。
化物語のなかで、私も大好きな、最も感動できる「いい話」でした。
{/netabare}
するがモンキー 感想 「だったら、私でもいいはずじゃないか」
{netabare}
「・・・・・・生きてりゃ、誰かを憎むことくらいあるだろうさ。殺されるのはそりゃごめんだけれど、神原が、戦場ヶ原に憧れてたっていうのが、その理由だっていうなら―――」「別に、許せるしさ」
このお話で結構印象に残ったというか、おもしろいなと思ったセリフはまずこれ。 忍野に、なんで自分を殺そうとした神原までもたすけようとするのか聞かれた時の阿良々木くんの返答。
かっけえええええです。抱かれたいカッコよさ。これが高校生?あほな。
でも、これって神原に少し罪悪感みたいなものを感じてるからってのもあると思うんですね。神原ほど戦場ヶ原を前々から思ってる人はいない。阿良々木くんなんか神原にしてみればポッと出キャラもいいとこ。なぜ自分じゃだめなのかと叫ぶ神原。でもだからって誰がどうこうして解決する問題じゃない。
そんなことがわかってる阿良々木くんはせめて自分が神原の気持ちを全部聞いてやろうって思ったんじゃないかなと。
「いっぱい待たせて、ごめんなさいね。」
このお話で結構印象に残ったというか、おもしろいなと思ったセリフはあとこれ。 ヶ原さんが神原に謝ったときのセリフ。
原作では、こんな愚かなこと言わないってヶ原さんは阿良々木くんに話してたのに。そのシーン、カットされてて残念でした。
きっと阿良々木くんが頑張ってくれてたからヶ原さんもきちんと謝れたんだと思うな。 全然かませ犬じゃないと阿良々木くんに伝えたい。
阿良々木暦の戦場ヶ原ひたぎに対する思い、神原駿河の戦場ヶ原ひたぎに対する思い。そんなとこに注目してみてみるとより一層面白くなるのではと感じました。
{/netabare}
なでこスネイク 感想 「人を呪わば穴二つ」
{netabare}
このお話では結構印象に残ったというか、おもしろいなと思ったセリフは・・・ありませんでした。
私個人なでこスネイクはあんま好きじゃないです。後味が悪いから。
他のヒロインに比べると、なでこもどこか物足りなく感じてしまう。可愛さだけのキャラに思えてしまいます。ほんとすっごく可愛いからいいけど!
なでこスネイクの見どころは、神原とのバカトークだと思うので、なんも教訓めいたこと考えずに見ればいいんです。
阿良々木くんは自分の行いを大反省しているけど、気にしない気にしない。
どうでもいいけど、アニメ版と原作、ちょっと最後のオチが違いました。
私は阿良々木くんの「蛇足だろう」が聞きたかったんでちょっと残念。
かなりいいオチだとおもうのになあ。
{/netabare}