オーストリッチ さんの感想・評価

4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態：観終わった

ぼっち最強

　主人公の比企谷八幡が完璧超人のヒロインの雪ノ下雪乃や今風のギャルのような外見をしたもう一人のヒロインの由比ヶ浜結衣と奉仕部という部活で様々な問題を解決していく。比企谷
が「ぼっち」と「嫌われ者」という立場を巧みに使って、自分を犠牲にして周りを立てて、最終的には依頼を解決していくお話。
　
　最近のラノベでよくある（？）ようなタイトルであまり期待はしていなかったけど1、2話を観て一気に引き込まれた。冒頭にも書いてあるように主人公の比企谷は「ぼっち」という主人公らしからぬ設定。この作品の見どころは比企谷の会話や独白にあると思う。会話は主に雪ノ下が相手の時が面白い。2人とも性格がひねている（？）から聞いていると笑える時がある。一方比企谷の独白では共感や納得するのもある。
※アニメ10話にて
{netabare}
「一人でも頑張ってきた」雪ノ下が、周囲に頼れと言われているのを見たときの比企谷の言葉　

　みんなでやることが素晴らしくて、みんなでやることがいいことで、じゃあ、一人でやることは悪いことなのか？
　どうして、今まで一人でも頑張ってきていた人間が否定されなきゃいけないんだ。
　そのことが俺は許せない。
{/netabare}
　この回でのこの言葉にはなかなか心に来るものがあった。この作品は笑えるシーンもあるがシリアスなシーンではなかなかに考えさせられて作品の世界に引き込まれる。少しでも興味を持った方は視聴することをおすすめする。