退会済のユーザー さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
いいですねー
TV番組内でリアル悪党共を懲らしめるサラリーマン・ヒーロー達のお話。WWE好きなら、多分楽しめる(根拠無し)。/感想 コレは、なかなか面白かった。{netabare}大抵の日本人は人生に於ける膨大な時間を「会社の奴隷」として稼動することに精を出し、結果、コロリと死んで行くのであります。それが「現実(リアル)」ってモンでございましょう。本作のヒーローも、所詮は会社の奴隷であります。イイ汗かいてりゃ昼間のパパは無条件にヒーローだと思ってもらえるような時代は、失われちゃった90年代を皮切りに終焉を迎えてしまったのでしょう。ガキどもは大人の背中を見る度に、「オヤジの様には、なりたくないもんですなぁ」と、思うことでしょう。嗚呼、なんてぇこったい。時代は変わってしまったようであります。まぁともあれ、{/netabare}「お子様達の進学費捻出と地獄のフラット35完済へ向けて、なんとか死なない程度に騙し騙しやってるアラサー、アラフォー社会人あたりが共感しやすいであろうネタ」が色々と含まれてるんじゃねーかなぁ、と思いました。友人の現場監督(二児の親)も「あーコレなかなか面白かったよ」と述べやがった作品。{netabare}最終話、破れた衣装の下から露となった主人公の肉体美には、えらく感動させられました(涙腺ホー界クラス)。ミドル・エイジにして凄まじいカットが刻まれたシックスパックがとにかくヤバい。カッコイイんですよ。憧れますね。老いて尚現役世代を凌駕する肉体の保持。これはまさにロマンですよ。ロマンと言えばこの主人公、年齢的にはオヤジのクセして、アイドル的ルックスを誇る美麗ティーン(女)から「惚れられちまう」って役回なのであります。いやいや、ちょっと待って下さいよ。これじゃーまるで「ロマン・ポルノ」のノリではありませんか。十代のオナゴから見た「オヤジ」という存在は、おそらく「罵る・蔑む対象」でしかないハズでしょう。いや、「罵って然るべき生き物」、あるいは、「蔑んでやるだけ有り難いと思った方が良い程度のゴミ」といった認識対象でしかないでしょう。ハッ、フザケやがってこのブス共が。ヒキ蛙みてーなツラ晒して一端の人間気取ってんじゃねぇゾこのド淫売が、と言いたくなっても、そこはぐっと我慢我慢、屁も我慢。そうです。これこそが「現・実」なのであります。まーそういうワケなんで、ボクも彼らヒーローの肉体美を見習って、本気でワークアウトを頑張ろうと思いましたね。こうして本作は最後の最期で、下層ブルーカラーは結局のところ身体が資本であると教えてくれたのであった。イイお話である。{/netabare}