ギータ さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
シングルベッドで1人(黒歴史を)思い出し悶えてた頃
この作品は見ていて思わず声が出てしまいます。
「やめろー!」「待てー!」「バカー!」「うわっ…うわー!」
そして同時に頭を抱え、目を覆ってしまいます。
それだけ見ていられないようなシーンが連発します。
私的にはこの見ていられないシーンはお世辞にも笑える、面白いとは思えません。
この描写については評価が難しいです。
不快とかこういう描写をしてほしくないという思いは全くないですが、プラスの評価もあまり思い浮かばないです。
それでもこの物語を成立させる上では100%必要なことではあるし、言うなれば普通のアニメではあまり味わうことのない感覚を味わうことが出来たとでもいいましょうか(笑)
それに、少しクセになりそうな感覚ではありました。お前はドMか(笑)
まぁこういうシーンが中心なわけですが、本当に爆笑したシーンも結構あります。
今期全体を通して一番笑ったのはロウきゅーぶでしたが、1つのネタの破壊力はこっちの方が上だと思います。
視聴後も未だに覚えている爆笑シーンをいくつか挙げると
{netabare}・(個人的最強シーン)ラブホの真上に打ちあがる花火と初音ミクによる夏祭り
・ボイスレコーダーで何を吹き込んでもらおうか悩んで、とんでもない数のゲスセリフ候補を挙げたと思ったら、それを全部お願いした
・鳥海ボイスと自分の声を吹き込んだ音源をお母さんに聞かれる(私、頭を抱えながらもさすがに大爆笑)
・耳すまパロ
・おまわりさんまでアン・ドゥ・トロワ
・アバンでもこっちが叫びながらそのままOP突入
・Anotherパロ、空気さん {/netabare}
本当に色々とすごいアニメでしたよね。
何が凄いって、これだけ悶え死にそうな出来事が起こっていながら、本人が気付かないところでもまだそういう出来事が起こっているんですよね。
しかも周りが良い人ばかりなのに全く良い方向に転がらないっていうのも凄いです。
色んな意味で楽しめたアニメでした。
【追記】意味不明なタイトルの説明を一応書いておきます。
私って忘れたい思い出とかって夜寝る前によく思い出してしまうんですよ。
わたモテを見ていると、黒歴史を思い出してベットの上で悶えていたあの感覚と似たような気分になったという意味でこういうタイトルにしてみました(笑)
蛇足:やはり俺の青春ラブコメはまちがっていると比べて考えたこと(わたもての感想よりも長いかもしれません)
{netabare}俺ガイルがどうしても好きすぎて、こういうボッチ系みたいな作品だとどうしても考えてしまうんですよね。
もこっちは中学の時の比企谷と言ってもいいんじゃないかなと思います。
まだ希望をもっていた、友達や彼女を求めていたときの比企谷=もこっちと言ってもいいと思うし、どっちかって言うと現実では、もこっち系の方が多く存在していると思うんです。
てかやっぱり比企谷が異常というか凄すぎるんですよ。
ボッチでいるのは普通はつらいし、もこっちのように何とかしようとするものだと思います。
それでも比企谷はボッチの自分を受け入れ、周りに迷惑をかけないように心がけて生きている、その上日ごろの人間観察のおかげか何をするべきなのか、どうして困っているのか問題発見能力に長け、自分が犠牲になってでも必要な言葉をかけることができるとか、本当に凄いと思うんです。
もこっちが魅力無いというわけではありませんが、ボッチならこっちの方がまだいそうだよなー、比企谷の魅力ってやっぱ凄いよなーと思いました。
もう1つ今江さん(学祭委員長)について。
めちゃめちゃ良い人ですよね。学園祭の話には委員長の優しさに多くの人が感動し、もこっちがようやく報われたと歓喜した方が多いでしょう。
全てにおいて完璧な人、俺ガイルで言えば葉山を思い出す人物でした。
このことで俺ガイルが面白いのは、全てにおいて完璧でなんでも出来そうな人でも出来ないことがあるという描写です。
普通のアニメだったら今回の今江さんのような描写をされたり、「自分には本当は力はない」的なバトル系の描写が多いんじゃないかなと思いますが、やっぱり俺ガイルは一味違います。
それは俺ガイルが現実的だからです。
実際にいそうな完璧キャラ、その完璧キャラでさえ実際に出来なそうな描写をする、こういう描写って中々出来ないことだと思うし、やっぱり考えさせられた描写でもありました。
わたもてを視聴して、今江さんに凄く癒されながらも、ちょっと葉山のことを思い出したりもしていました。 {/netabare}