∮アジェル∮ さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
カオスの欠片がまだたりない・・・!
個人的すぎるレビュータイトルで申し訳ありません(^_^;)この作品に対しての自分なりの気持ちといったところなのですが・・・。
さて、推理的要素を題材とした事件録と言えば簡単なのですが、それだけでは済まされないのがこの作品です。とある地域の出身のものにのみ伝わる異能の力。それは古より伝わる隠れし存在で、そんなものを持ち合わせてしまったがために幽閉された人生の中で、唯一の退屈しのぎが事件の解決・・・。
なんともハチャメチャな言い回しから始まったレビューですが、この作品を語るにはネタバレしないようにするのに大変でございます(;^ω^)
作品の要素で言えば、学園、推理、恋愛、希望、オカルト、異能、etc...なのですが、個人的に前評判や沢山のレビューを見てから入っていった作品としては、思っていたよりはステキなシナリオでした。
時代背景で言うならば、第2次世界大戦を前にした中世ヨーロッパのとある地域にて、謎めく事件を解決している凄腕刑事の実態は・・・超絶リーゼント!?
失礼しました。。。まぁ、その超絶的なリーゼントにも理由があるのですが、そこは見てのお楽しみということで。実際に事件を解決しているのはとある少女なのですが、その存在は表沙汰に出ることはなく、日々コツコツと難題事件が解決されていくわけでして(;^ω^)
帝国軍人の三男として、家を継ぐわけでもなく、同盟国へと遊学に出されてしまった少年が、その学園で出会っった少女がまさかの天才的少女というところから始まっていく、極ありふれた展開の幕開けからなる作品なのです。そんな設定からのスタートでありながら、徐々に大きな渦に巻き込まれていくストーリー展開と、その真なる黒幕による思惑に隠された世界を包み込むような壮大な野望が待ち受けている物語なのです。
小さな友情はやがて世界に抗う大きな力になり、その絆は決して破られることのない強い運命の絆!互を想う気持ちが繰りなす意外な結末を楽しむ事が出来るのではないでしょうか。