かしろん さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
よく動いているなぁ
【ラス前まで見て】
あらすじ{netabare}
お嬢様学校として知られる私立藤崎女子中学。通称藤女。
ここに他生徒から羨望の眼差しを受ける2名の生徒がいた。
一人は倉橋莉子。高い運動神経と男勝りかつ面倒見の良い性格から「ワイルドの君」と呼ばれる少女。
もう一人は真木夏緒。清楚な容姿と振る舞いで学業優秀、生徒会長もこなす「藤姫様」と呼ばれる少女。
とあることが切っ掛けで真木夏緒の秘密を知ってしまった倉橋莉子。生徒会という舞台で、物語が動き出すのだった。{/netabare}
4コマ漫画原作。未読。
ゆるゆりなどを手がける動画工房制作。
感想{netabare}
物語:真面目な完璧超人と思われていた人間が、実は超スットボケたダメ人間な一面を持っていて、面倒見の良い人間がふとした切っ掛けでそれを知ってしまい巻き込まれていく。
と、まぁ、有りがちなストーリー。
恋に恋する恋愛未経験な女子校生のキャッキャウフフな妄想パラダイスをギャグとして綺麗に昇華しており、何も考えずに見ていられる。
多少のシリアススパイスとして、リコがマキ他生徒会一同につき続けている嘘をどう告白させるか、というのもあるが、むやみに重くせずにいる部分も良い。
作画:1話開始3分を見て大きく感心してしまった。
物語としては大きく特筆する内容が無いにも係わらず見れてしまうのは、作画が非常に大きく貢献している。
ゆるゆりでは、動画工房がいままで培った技術を使い、「女の子を可愛く見せる動かし方」を叩き込んできた訳だが、それを更に一段上積みしてきている感じ。
一瞬ここまで動かさなくてもと思ってしまうほどの日常パートの自然な動かし方は勿論のこと、ギャグパートでのメリハリのある動きも非常に良い。
この動かしがC3部に在ったら・・・と思ってしまった。
声優:キャラに合っていて良いと思う。内容が内容だけに「このシーンの演技を聞いてくれ」みたいなのは無い。
音楽:OPED劇中曲ともまぁまぁ。ランジェリーの歌は反則。
キャラ:生徒会5人のキャラ付けも有りがちで典型的な分、見やすい。{/netabare}
一歩間違えばかなりダレた作品になりそうなもんだが、作画動画が大きく支えた印象。
面白かった。