norimeru さんの感想・評価
3.6
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
なかなか可愛い日常系アニメ・・・評価アップとレビュー全改訂
この作品はMBS系列で、私の地域では2011春の木曜深夜枠に放送。
時期的には「まど☆マギ」と「ピングドラム」との間。
強烈な余韻に浸り、混沌に惑わされたその狭間で、あまりにも平和な日常系。
「ほのぼのしている」だけで十分なのに、不当に評価をしていたかと・・・。
ピングドラムのレビュー考えてる途中に、そんなことを思い、全面書き換えです。
葵ヶ丘高校の2年生に進級したるん、ユー子、ナギの3人組。
るんの仲良しの後輩、トオルが1年生に入学してきます。
このトオルさん、るんちゃんがめちゃめちゃ大好き。
るんの周りで談笑している男の子を、金属バットで追いかけます。
天然、ドジっ子、食いしん坊で人気者のるん。
るんが大好きで、子供体型、いっつも袖の長いセーターを着ているトオル。
ロングヘア、ナイスバディの割に、怖がりでイジられキャラのユー子。
メガネの突っ込み役、というかいじり役、ナギ。
るんが高校入試で、トオルに家庭教師をしてもらった設定には涙(不憫で)。
でも、るんはそんなこと全然気にせず、素直に勉強を教えてもらったり。
ユー子はナギにいじられ、トオルには凄まれ、いつも「そんなんいややー」てな具合。
ネイティブな関西弁はさすがに寿さん、素直に聞けるイントネーションは貴重でした。
他愛ない高校生活の1年間を、ほほえましく描いた作品だったと思います。
確かに盛り上がりがあったかというと疑問ですが、ほのぼの日常系ですから。
前後の2作品のように気を張らず、なごめただけでも評価↑でいいでしょう。
イカ娘、WORKING! あたりで、だいぶ「日常系」もよいものだと思えるようになりました。
もうちょっと楽に観たらよかったです。
あと、アップテンポの曲もさることながら、OPアニメは出色の出来。
私の中では放浪息子と並んで、2011年ベストOPアニメの一つです。
ただ、毎回新しい挿入歌、これはいただけなかったです(しかも歌詞付き)。
BD、DVDに入れるつもり満々だったのだろうけど、そこまでしなくてもいいじゃないって感じではありました。