花丸ぽっきー さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
孤独で寂しい夢の世界で、慰めと温かさを与えた空を飛ぶジェット機
日本は、津軽海峡の南側を米国の支援を受けた日本と、北側をユニオンによって占領された南北に分断されていた。
ユニオンは蝦夷(旧北海道)のほぼ中心に、天にも届くSFの軌道エレベータのような外観の超巨大施設「ユニオンの搭」を建造したが、これは物理的に新しい時空を生み出し、現実世界の情報を上書きするためのものだった。
浩紀は、長時間意識を失ったままの佐由理と夢で心がつかがっていた。
アメリカとユニオンの開戦の日、浩紀は中学時代に佐由理と約束した、ユニオンの搭まで手作りジェット機に乗せて飛ぶことを実行する。意識を失った佐由理が孤独で寂しい夢の世界で、慰めと温かさを与えた空を飛ぶ浩紀のジェット機は現実の空を飛ぶのだった。
そして佐由理の意識は回復するのだが・・・
アニメで描かれ「夢」ですが、どこまでも孤独で寂しい世界である場合が比較的多い気がします。人と人とを結びつける友情や愛情。孤独や寂しさが好きではない人間にはどこまでも価値のあるテーマだと思います。