りく さんの感想・評価
4.1
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
勢いとキャラクターを楽しむミステリー(?)
原作ゲームは未プレイ。
ある日突然学校に閉じ込められ、「他の生徒を殺さないと一生学園の中で生活することになる」という状況に陥った高校生たちの物語です。
ガンガン殺し合いをするというよりは、事件が起きる度に行う犯人探し(=学級裁判)がメイン。テンポよく進んでいくのでサクサク見れちゃいます。むしろサクサク過ぎてミステリーとしての重みがない……。
捜査が一瞬で済まされて裁判が始まり、その裁判もほとんど寄り道することなく終わってしまうので、勢いだけ楽しむ感じですね(´・ω・`)
舞台設定や強烈なインパクトを放つキャラクター達のおかげで、ワクワクしながら視聴することができました。
ただ、終わり方に難ありですね。{netabare}外の世界の詳しい状況や、脱出した苗木たちがどうなったのかなど、流石に許容できないレベルで放り出してしまったのがかなり残念です。
「希望があれば絶望に打ち勝てる!」というのがテーマなので、単に人々が暴徒化してるだけならロンパで変えていけるというのも分かりますが、巨大モノクマや空気汚染はもうどうしようもないんじゃ……。というか巨大モノクマが暴れまわってるとかどういうことなのw
この世界をどう生き残っていくのかというストーリーで、サバイバル作品作れちゃいそうですw{/netabare}
本作の大きな特徴であるお仕置きシーンですが、声がなく、いかにもゲームの挿入ムービーといった感じで好きになれませんでした。
後で知りましたが、ゲーム版のシーンをほとんどそのまま持ってきてるんですね。ここまであからさまな再現やられてもイマイチだなー。音声付けるだけでもだいぶ違ったと思うんですが……。
犯人は誰なのかという楽しみはあまりなかったですし、少し引っかかる部分はありますが、キャラモノとしてはなかなか楽しめました。
観て損ではないと思いますけど、特別オススメする感じでもないかな。アニメで観るよりゲームで遊んだ方が面白そうです^^;