三崎鳴 さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
今後の動向が気になる話題作
諌山創作漫画作品『進撃の巨人』を原作としたアニメーション作品。あらすじは以下の通り(wikipediaより引用)。
突如現れた多数の巨大生物「巨人」の侵攻により、人類は存亡の危機に瀕する。生き残った人類達は、三重に築かれた巨大な「ウォール・マリア」、「ウォール・ローゼ」、「ウォール・シーナ」という城壁の内側に生活圏を確保することで一時的な安全を得るに至った。城壁による平和を得てから約100年後。城郭都市の外縁地区ウォール・マリア南端より突出した(甕城)シガンシナ区にて父・グリシャと母・カルラ、幼馴染のミカサと暮らす少年エレンは親友アルミンと共に幼い頃から「壁の外に出て世界を探検すること」を夢見ていた。エレンが10歳を迎えた年,突如として現れた「超大型巨人」によりシガンシナ区の壁が破られ,多数の巨人が市街地に侵入する。アルミンの機転で助かったエレンとミカサだったが,2人の眼前で母・カルラは捕食される。ウォール・マリアは放棄され,他の難民と一段内側のウォール・ローゼ内へ避難するエレンは,巨人の駆逐を心に誓う。壁の崩壊から2年後,エレン,ミカサ,そしてウォール・マリア奪回作戦の失敗で両親を失ったアルミンの三人は,第104期訓練兵団に入団し,対巨人戦闘術を学んでいく――
2013年現在,発売冊数11巻発行部数2300万部超の人気を誇る,正に今が旬の人気作品。巨人が人間に対して侵攻してくるというありそうでなかった設定と,謎が謎を呼ぶ圧倒的な展開,そして歴代アクションアニメでもトップクラスのクオリティを誇る立体機動シーンの映像が売り。演出・音楽・映像において何処をとってもハイレベル。原作の補完や改変も兼ねており,確実に原作よりも面白いといえる珍しい作品。惜しいのは未完決作品である為締め方が中途半端になってしまった点か,数年後に続編が制作される事に期待したい。内容は食人や殺戮などグロテスクな描写も多く,人を選ぶが今やTV番組でも取り上げられるほどの高い話題性を持つ作品なので一度観て損は無いだろうといえる。