空野 落 さんの感想・評価
3.5
物語 : 4.0
作画 : 2.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
終盤積み込みすぎだが、勢いがある作品 全国放送にすればいいのに
初めはガッチャマンのリメイクみたいなノリで見ていたが実際はガチャマンの名前を借りているだけの別作品。(一応登場人物の名前などに名残はある)
ただ、ヒーロー像を語る上ではガッチャマンという名は必要だったかもしれない
この作品の良いところは「ヒーロー」について現代風に考えている点と、先が読めないストーリーの2点にある。
1点目はSNSという現代にしかないものを使い、善と悪を演出した。人間だれしも善にも悪にもなれるということがいいたかったと思う。
2点目の先が読めない点はEDの引きのよさも相まって次はどんな感じになるんだろうという視聴者へのワクワク感を高まらせるストーリーだったと思う。
難点は作画があまり安定しないことと最終話に積み込みすぎて勢いがなくなってしまったことである。
あと主人公が精神的に人間やめているのでそこがネック
一ノ瀬はじめ
主人公。ガッチャマンに変身することに違和感を感じない。色々意味不明な行動をするが、なにか悟ってるんじゃないかと思う洞察力を持っている。高校生ながら本質を見抜く天才肌であるが相手に伝えるのは下手。
色々問題があるが人間としての弱点がないすごい人。ただ、あまりバトルはしない。
橘清音
準主人公。ある意味一番成長したキャラクター。最初は頼りない先輩キャラだが、自分はガッチャマンとしてどうあるべきかという答えをみつける。
Gスーツがブラスレイターぽくカッコイイ
枇々木丈
兄貴分キャラで後半ネタキャラ化する。そしてベルクカッツェに負けてからやる気がなくなりただの公務員になる。終盤の彼の熱さを取り戻すシーンは一番の見どころかもしれない。
O・D
オカマであり、最強キャラ。古参のメンバーでガッチャマンに変身するとやばいらしい。
意外にもノリがよく、はじめを買っている。あとGスーツのかっこよさは一番です。
うつつ
萌えキャラ。いつも水着で「うつうつします」が口癖。仲間を持つことで成長するいいキャラクター
パイマン
リーダー兼マスコットキャラ。古参メンバーで色々知っているキャラ。ただ、マニュアル通りしか動けないし、ここぞで逃げるヘタレ。
Gスーツは大きい
J・J・ロビンソン
ガッチャマンに変身できる手帳を授ける人。ただほとんど傍観者で結局謎キャラ
爾乃美家累
もう一人の主人公。ベルクカッツェに力を与えられてギャラックスとクラウズを手に入れる。
中盤不幸のどん底だったが、Gメンバーと出会って立ち直る
ベルクカッツェ
ラスボス。原作の科学忍者とは色々違うキャラではある。いい意味で悪役をしており、この作品のキーマンでもある。
総括
宇宙人の話とかもう少し丁寧にやって2クールにすればもっとよかったかもしれない。
最後が残念だがオリジナル作品で次が気になるストーリーをみせてくれたこの作品はやはり良作であると思う。
実写版やる余裕あったら、こっちにお金回して2クールやら全国放送にしてもよかったと思いますよ日テレさん