シェリー さんの感想・評価
3.4
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 1.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:途中で断念した
キスまでの距離
二次元の女の子が大好きな桂木桂馬。
「落とし神」という異名を持つほどのギャルゲーの天才でもある彼のもとに突如現れたのが悪魔のエルシィ。
彼女の目的はこうです。
「駆け魂」と呼ばれる悪人の魂が地獄から抜け出して人の心のスキマに逃げ込んでしまったのでそれを恋愛して追い出してほしいとのことでした。
二次元を愛する桂馬はリアルの女の子を落とせるのでしょうか。
原作が大好きです。面白い!何回も読み返してます。
物語は桂馬がギャルゲーの知識をフルに生かし現実の女の子を落としていくことがメインになります。
落とす女の子をどんなタイプか見定めてとことん駆け引きをしていき最後にはグッと心を掴む!
食えないやつですねw
けどそれはあくまでも副次的な出来事であって主たる目的は駆け魂を追い出すこと、つまり対象の女の子の心の悩みを解決に導くこと。
自分がピエロとなり、恋愛を手段にし、悩みの根を断つことでそこに彼がいずとも前を向いていけるようにしてあげる。
そんな桂馬がかっこいいです。
もちろん積もり積もったもの、代償とも呼べるものは後々女神編で桂馬に返ってきます。
相手の記憶に自分がいないこともそうですが、最も顕著に表れるのはちひろのところです。お楽しみに。
ギャグパートも面白いですし言うことなしです。
じゃあなんでこのアニメを途中で断念したのかというと桂馬の声がダメなんです。
まあこれは非常に個人的な意見ですが、想像と全然違いました。
桂馬の声はあんなに男っぽくない!恋愛中心の話だからやっぱり声優も男性である方が良いのはわかりますが、なんか違う。
論理的な思考をして考え得るあらゆる事柄から最適な判断を下す彼とは声のピッチが合っていないと思います。
冷静につぶやく感じがないというか、もっと相手を貶す感じというか、なにかを諭すように、そして無駄なく話すのが桂馬だと思うのです。
漫画で読むときにあの声が思い出されるのは嫌なので見れないです。
ただ、エルシィはかわいい!原作の5倍かわいい!伊藤かな恵さんすごい!ああ、観たいなーw
特別好きな回は春日姉妹、長瀬純、生駒みなみ、倉川灯、日永梨枝子、女神編のちひろ。
キャラはハクア、汐宮栞、ディアナ、アポロです。
僕はどうしてかこの作品は奥が深いような気がして仕方ありません。
作中で用いられる悩みを解決に導く言葉が琴線に触れます。
なかなか捨てきれないもの、向き合うことのできないものを恋愛を通し、言葉にして、心という目に見えないものに触れていく。
そんな面白さがある作品だと思います。