じぇりー さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
紅葉の艶やかさと、白雪の儚さを眺めるかの如く
つらつらと描かれる人間模様。
それぞれに背負うもののある大人たちの、距離を取りつつも互いを気にかけあう友情・仲間愛がふわっと描かれている。
そう、この物語は何だか「ふわっ」としている。
「さらい屋」などというワードの入ったタイトルと、ここで紹介されているあらすじから、勝手に色々と想像して視聴してみたら、いい意味で期待を裏切られた。
独特のキャラデザインと、演出が際立っている。
何か急に様子が変わったなぁと思えば、実は回想シーンだったり…。(見分けるヒント:季節感)←いやぁ、日本だねぇ…
しかし、江戸を舞台にした時代劇なのに、こんな「ふわっ」としたテイストの作品なら、それはそれで「粋」なやり方だなと思えた。
観終わった後に感じたのは、「わー面白かった♪」「うぅ…感動した(泣」「なんかスッキリしてなくてモヤモヤした(鬱」というような、ありきたりな感情ではなく…
心が「ふわっ」とあったかくなった。
もう少し寒くなったら、お団子片手に紅葉を眺めるのもおつですなぁ、なんて思った。
おい、なんだこの不親切な演出は!?回想シーン分かりやすくしろ!なんて言うのも、侍モノなのに何でこんなゆるい感じなんだ?なんて言うのも…
「野暮ってもんですよ。」