リクポテ さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
感謝の気持ちを忘れないようにしたいですね(´ー`)
コミック原作 既読
札幌での激しい進学競争に敗れ、「寮があるから」と逃げるように大蝦夷農業高等学校(通称エゾノー)に入学した主人公八軒勇吾(はちけん ゆうご)。酪農という全くの未知の領域に最初は戸惑い悪戦苦闘しつつも、そこでの経験や同級生との関わりによって、汗と涙と土にまみれた青春を過ごして少しずつたくましくなっていきます。
恐らく大半の視聴者が酪農に関しては素人だと思うので、主人公であるハチケンと同じ目線でストーリーを楽しめるのが良いですね。実際に見ていて、朝はめちゃくちゃ早かったり、肉体労働だったりと生き物を扱うというのは頭では分かってはいたつもりでも本当に大変なことなんだなぁと改めて感じました(@_@)
夢や目標がもう決まっている周りの同級生の傍ら、そういうものが全くないハチケンの焦りや葛藤もよく伝わってきましたね。
いろいろと共感できる点が多いですが、やはり
「動物たちへの感謝を忘れない」
この作品は何よりもこのメッセージを強く伝えていると思います。
肉となる運命のもとに生まれて、育てられる牛や豚などの食用動物たち。作中でも語られていますが、決してそれらを当たり前のこととみなさないようにしたいです。
動物たちはもちろんのこと、育てている人たちにも感謝の心を忘れないようにしたいですね(´ー`)
{netabare}
豚丼が肉になって、みんなで食べるシーンはすごく心に響きましたね。
{/netabare}
「いただきます」という何気なく口にしているこの言葉の重みがよく分かります。
あと料理がすごく美味しそうで、深夜に見るとお腹が空きますねww
音楽もよく、特にスキマスイッチの歌うEDはつい口ずさみたくなく軽快な曲で作品の雰囲気にあっていました。
ストーリーは特別大きな起伏があるわけではないですが、外れ回のない終始安定していた作品でした。
分割2クールということで2期が来年の1月から放送だそうです。
楽しみですね(~o~)