空野 落 さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ドラえもんがいないのび太を見てる感じ ただ、周りがいい人すぎるので気にならない
題名の通り主人公が甘い妄想ばかりして楽をしようとするが現実は厳しいという話
正確には楽というか、友達のいない人なりの願望や想像で一部共感できるところがあるのが、ポイントである。
ただ、主人公が屑で、友達をビッチ呼ばわりしたり弟を悪く言ったり、やたらと見栄を張ろうとするところなど色々ダメな人間である。
そんな主人公に不快感を覚えないのはギャグだからというのもあるが、周りの人間がいい人達であるからだ。
家族にせよ、友人にせよ学校の先輩にせよ、みんながいい人なのである。ある意味こういういい人に囲まれている主人公は恵まれているのかもしれない…
雰囲気的には『ドラえもん』のドラえもんがいない感じ。
黒木智子
主人公通称もこっち。コミュ障で、自意識過剰で他人を見下すというとてつもないキャラ。ただ、元々はまともだったらしい。作中でもいいとこはあまりない。
成瀬優
唯一の智子の友達。高校デビューに成功した中学時代の友達で、智子のウザイ嫌がらせまがいのことにも目をつむる心が広いキャラ
黒木智貴
弟。姉がメンドクサイことしてきてもなんだかんだで付き合ういい奴。サッカー部で運動もできるが顔は智子に似ている。
母親
黒木家の母親。正論を言う母親の鏡。おこると怖いキャラ。個人的一押しキャラ
父親
影が薄いが寝ている智子をベッドまで運ぶいい父親
総括
癖があるが、よくも悪くもいいネタ作品。題名からしてぱっとしないと思ったら意外に面白い作品。気軽に見るにはもってこいなのでオススメはします