「神のみぞ知るセカイ 女神篇(TVアニメ動画)」

総合得点
85.6
感想・評価
1735
棚に入れた
10459
ランキング
235
★★★★☆ 4.0 (1735)
物語
4.0
作画
3.9
声優
4.1
音楽
3.9
キャラ
4.1

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ネタバレ

北山アキ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ラブコメじゃなくてラブコメのパロディ

原作既読

基本がラブコメじゃなくてラブコメのパロディの作品なんだけど、
1、2期より女神編はストーリー性がある。

ハーレムもラノベの鈍感主人公がいつの間にか…とは違う。 {netabare}
課せられた無理ゲーを攻略するために、
いやいやながらも意図的に形成するのだ。
(LCとハクアは桂馬目線ではハーレムの一員じゃない。
 天理は半分共犯者だけど、半分はケアが必要だから
 桂馬的には半分ハーレムの一員くらいか)

しかも、このハーレムは不幸だ。
大きくなればなるほど桂馬は傷ついてゆく。
桂馬はリアル女子に恋愛感情は抱かないし、
他人の自分への好意に鈍感だとしても、
「好き」と言われれば動揺もする。
相手の心を弄んでいることに罪悪感も覚えるし、
人が死ぬ展開は絶対に許せないという
いい奴だからだ。

1,2期とは違いリセットのきかないゲームだった女神編の見所は…
リセットされない人間関係の積み重ねに
桂馬の神性にも綻びが生じてゆくところ。
それでも神であろうと非情なまでに合理的に行動する意思。
結局、理屈じゃないものに救われ、打ちのめされるラスト。
(ちひろだけじゃなく、神にーさまもボロボロなんです)
とコメディを基調にしつつもシリアスだった。

原作と比べて不満だったのは、
コメディパートがかなり削られていた。
間(行間)も削り過ぎ。

それと
あかり編、みなみ編、雪枝(ハクアのバディ)編が
アニメで観たかった。

原作と比べて良かったのは、
最後のちひろのステージが原作よりグッときた。
(これ観れただけで、不満は帳消しにしてもいいと思った)
{/netabare}
原作もおススメします。

投稿 : 2013/09/25
閲覧 : 182
サンキュー:

4

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