空野 落 さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
絵が綺麗でストーリー重視だが、世界観を含め圧倒的な説明不足
原作はライトノベル。ライトノベルにしては設定が暗く面白そうであったが、アニメの尺を間違えた感が否めない
全体的に暗い世界観で、中々設定が濃いが、いかんせん説明不足である。
特に3話まではそれなりに面白かったのだが、中盤~後半は急ぎ足のような展開で、盛り上がりに欠ける。
また一部キャラウターに不快感を感じ、まともな人があまりいない。(ある意味世界観と合致しているが、主要人物にいるのはいただけない)
良い点は背景・OPともに綺麗であること。説明不足が多いがオチがわかると物語が面白いことである。
アイ・アスティン
主人公。実は一番理解に苦しむキャラクター。精神的に幼い部分が強く、物語でもイベントを起こすキャラ。
ハンプニー
前半しか出てこないが強烈なキャラクター。むしろこっちを主人公にしても良かったかも。ある意味一番幸せかもしれないキャラクター。
スカー
謎キャラ、墓守。中盤で親になるが、育児放棄する。ただ、その説明がなく唐突に育児放棄するためよくわからない。親になった理由も良くわからないし…
ユリー
親父キャラ。ハンプニーの親友。この人がいなかったらこの作品はないといっても過言じゃないキャラ。やはり年上キャラは大切である
アリス
イケメン。ただ、終盤に衝撃な事実がわかる。
ディー
幽霊。アリスの付添いキャラ。実際こいつも謎キャラ。
総括
前半の3話がピークで後半少し盛り上がるが全体的に説明不足が目立つ作品。とにかく世界観が独特で「墓守」、「生者」、「死者」、「異能」とこの4つの説明が薄い。
また、どうしてスカーは子を授かったのか、アリスが死んだのならディーはどうして幽霊だったのか、アリスはどうして生きていたのか。色々謎が多い。(もしくは一回見ただけじゃわからないかもしれない)
変にキャラ萌えに走らない点は評価できるが説明不足が目立つ作品でした。