Lovin さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
見た感じ
■概要
TV放送を視聴。宇宙戦争の話。
学生集団である5人は個々の能力は高いにも拘らず戦闘訓練の成績がチーム別で最低となってしまう。しかし突然前線基地の撤退作戦に最新鋭機での参加を命令される。作戦宙域で彼らは・・・
本作品は2クール24話+総集編1話で構成されている。
■主な登場人物
リーダー(レッド)
漫画をいつも描いているが評判は良くない。夢はヒーローになること。
フォワード(ブルー)
心配性の小心者で悩みが絶えず、いつも胃痛に悩まされている。
コントロール(パープル)
冷静で後方支援向きだが、パティシエ志望なのに作るケーキは激甘。
ブースター(ローズ)
スピード狂の一撃離脱型だが、天然で惚れやすく恋愛には恵まれない。
ガンナー(イエロー)
スナイパー気取りのお調子者で、兵器ヲタクらしく知識は豊富。
■感想
視聴前の期待度は3段階で★と低め。ロボットものは最近避けがちだったが、3作品同時に始まったのでとりあえず挑戦してみた。
前半は学生の身分でありながらいきなり作戦に投入され翻弄されながらも徐々に戦士へと変わっていく様、後半は最新鋭機の操縦に慣れ始めて徐々にパフォーマンスを引き出していく様を中心に描かれる。戦争に関しては真面目に描かれている。
一方機体を降りた後は、ローズとイエローを中心におどけたシーンも見かけられた。ローズは面白く可愛らしいが、所謂二次元限定なので三次元に居ると迷惑なドジッ娘タイプのキャラで、イケメンを見ると直ぐに尻尾を振ってしまう。イエローは逆に女性を見ると手当たり次第に口説いて回り、兵器の話になると話が止まらなくなる厄介な存在だ。
全体的にはきちんと宇宙戦争ものを描いており予想に反して楽しむことが出来た。敵サイドの描写にはコミカルな部分は一切無く、地球サイドを見ていると余り感じないが「これは訓練ではない、実践だ」という緊張感が伝わってくる。
残念なのは、少し以前からロボットものに良くあるスピード感を表現した描写に私が付いていけないこと、最終話の終わり方がゴールテープを切った瞬間だったことだ。前者は慣れるしかない個人的な問題だが、後者はもう少し余韻を楽しませる終わり方にすべきだったのではと思う。
私の中でのロボットもののハードルが幾分下がったと言う意味では、良い出来というよりは好みに近かった作品だったのではと思う。
■作品の傾向
ロボットものは詳しくは無いが、ある部分は超有名どころに近いものがあるので、近年の超有名シリーズが好きな方には一度お勧めしたい。
兵士としての成長を描いた話なら「機動戦士ガンダム」辺りを類似作品に挙げておきたい。
あまり詳しくないので他の作品は控えておく。
■蛇足:{netabare}
この作品の後期OPのタイトル「PROMPT」の作曲家には一方ならぬ思いが実はあり、その筋ではちょっとした有名人だ。
{/netabare}