空野 落 さんの感想・評価
3.6
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
良作のホラーもの 話によってムラがあるが印象には残る
原作は小野不由美氏の『悪霊シリーズ』
少々省いている部分はあるが、おおむね原作に近い出来。
内容は化学的ホラー作品。ただ超能力やら犯人やらが出てくるのでミステリーやサスペンス要素もある。
1つの事件FILE1としをを大体3~4話のペースで解決し、全部で8つの事件を扱う。ただ、話が納得いかない部分があったり色々突っ込みどころがあったりと話によってムラがある。
ただ、それを差し引いても映像や音楽といった視覚や聴覚を使ったホラーものとしては恐怖感を与えるのに成功しており、十分に面白い。
なので夜見るのはあまりお勧めしない。
あと主人公が若干ウザったいところがあり、ここがある意味ナックになっている。
谷山麻衣
主人公。女子高校生で色々開花するすごい人。ただ、探偵助手として浅いのにもかかわらず出しゃばる傾向があり。後半はこれが顕著でウザったい
渋谷一也
もう一人の主人公。イケメンで渋谷サイキックリサーチ(以下SPR)の所長。16歳でありながらオカルト知識は飛び抜けている。Sであるがデレる時もある。解説役も務めるオールラウンダー
リン
SPRの調査員。途中から評価が変わる人。色々オカルトに関して知っており、式も使えるすごい人
滝川法生
助っ人1 坊さん。この作品の癒しでムードメーカー。気遣いもできるし、仕事もできるスーパーマン。個人的一押しキャラ
松崎綾子
助っ人2 巫女さん。別に若くなく23歳。除霊は出来ないのでお札を作るのがお仕事(笑)終盤に化ける
原真砂子
助っ人3 霊能力者でヒロイン。霊視ができるがそこまで出番はない。若干S
ジョン・ブラウン
助っ人4 神父。かわいらしい顔に似合わず除霊ができる人。関西弁が特徴
安原修
民間人。調査能力が高く、アシストキャラ。途中から出てきており依頼人でもある。
総括
ホラーものとしては面白く怖さの演出もしっかりしている。科学的なリサーチを行うので、超展開やバトル要素は皆無である。
ただ所々突っ込みどころあるのでそこが玉にキズ
以下各セクションの感想
FILE1 悪霊がいっぱい
超能力の存在が明らかになる。個人的には一番つまらない話。導入なのでキャラ紹介的な意味合いもある
FILE2 人形の家
ホラー回。科学的調査と幽霊との関わりがはっきりする話。しっかりと解決している話でもある
FILE3 放課後の呪者
オカルト回。ホラーだけどある意味人間が一番怖いという話。一応解決しているが、少し後味が悪い。
FILE4 公園の怪談
ギャグ回。1話構成なので見ていて楽。息抜き回です。
FILE5 サイレント・クリスマス
悲しい話。この話が一番いい話でオチも好きです。ただ子供でそこまでいけるのかが気になった
FILE6 禁じられし遊び
ホラーとオカルト回。ここから主人公がウザくなってくる。オチはいいが、説明すればいいのにという突っ込みがある。
FILE7 血塗られた迷宮
ホラー回。多分一番怖い回。グロイ部分があったり、オチがアレだったりでインパクトが強い。
FILE8 呪いの家
ホラー回。ただ色々オカルトよりで化学的な部分がなくあまり面白くない。