range さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ただの意味不明SFじゃなかった。後半から盛り上がる。
だいたい15話くらいまではよくわかんないSFで
そこからそれまでの謎がだんだんととけていきます。
SFミステリーに脳科学、心理学、生体工学(IPS細胞による人工臓器)、物理化学などなどの科学分野と
宗教、民俗学も入り混じって
単なるSFでは終わらないです!!
一回途中で断念したのがもったいなかったです。
ミステリー以外にも
神霊で表した自然と
人工的に作り出した生き物?の違いや
どこからが生物なのかという生命に対する倫理観
生物の創造という禁忌?
に関するところにも触れたりしていて
大人もある程度楽しめるようになってるかと思います。
個人的には
幽体離脱の世界のようなSFを
心理学の先生は大脳生理学的に解釈し
物理専攻のお兄さんは量子物理学的に解釈しているところが
とても興味をそそられました。
それだけに幽体離脱はそのままSFとして機能していて
物語の大事な部分を
そんなチート設定で解決しちゃったのが残念です。
あと、エンディングシーンが10分もなくて
感動とか感慨を噛み締める暇もなく終わるのが
あっさりしすぎていて、もったいない!
もう少し後日談とかヒロインと主人公のからみとか
あってもいいんじゃないかなぁ・・・って思いました。
ヒロインが可愛かっただけに萌欠乏症です(笑)
しかし
それを考慮しても
後半の盛り上がりはかなり引き込まれました。
総合評価が低く、盛り上がりまでが長いですが
一見の価値あるかと思います。
ただ科学系が苦手な人にはつまらないかも・・・。