STONE さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
本当の話はこれから?
原作は未読。
全体的には水谷雫と吉田春のうまくいきそうでいかない恋愛を軸に、回りのキャラがワイワイ
やっている感じ。
雫は自分の感情も客観的に見てしまうような感じで、逆に春は子供がそのまま大きくなった
ような自分の感情の赴くままといった感じ。くっついたら互いに足りないものを相手が補える
ようないい関係になりそうだが、それぞれの気持ちが盛り上がる時期がどうもずれている
みたいで、恋ってタイミングも重要だよなと思った次第。
雫と春に加えて、雫が気になりだした山口 賢二と、春に好意を寄せる大島 千づるの四角
関係?の図式ができ、一方、夏目 あさ子が三沢 満善に恋心を抱き、佐々原 宗平がそのあさ子の
ことが気になるような気配を見せるなど、各キャラの立ち位置が定まったところで話が終わって
しまった印象で、本当に話が動き出すのはこれからなのかなという気がした。原作読んでない
から、本当にそうかどうかは判んないけど。
そういう意味では、本作自体はあまり大きな展開がなかったが、キャラ立てが凄く良くて、
キャラの面白さを見ているだけで充分楽しめた。メインの雫と春からして、と言うより、この
二人が一番ヘン。
恋愛モノゆえにシリアスな描写もあるが、ほとんどがきれいに終わらさずにオチを付けて、
改めて「この作品はコメディだったな」と思わせてくれる。
コメディとしては、テンポ感や間の取り方が良くて、こういう基本的な部分がよくできて
いるなという印象。