にゃっき♪ さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
when we stand together everything's alright
fateシリーズのキャラがたくさん出てきますが、平行世界のお話のようで、fateシリーズを視聴していなくても問題なく視聴できますが、視聴済で愛着のあるキャラがいれば、より楽しめるかと思います。
ロンドン時計塔の魔術師である遠坂凛とルヴィアは英霊のカードの回収のため冬木市にやって来ますが、仲の悪い二人に愛想をつかしたカレイドステッキの精霊であるマジカルルビーとマジカルサファイアにマスター契約を破棄されてしまいます。精霊たちはそれぞれ小学生のイリアと美遊と契約して、二人は魔法少女となり、凛たちと協力しながらカードを回収していく物語です。
カードは7枚ありますが、ランサーとアーチャーのカードは最初から回収済みなので、残りのライダー、キャスター、セイバー、アサシン、バーサーカーのカードが作った異空間に転移して、それぞれの英霊と戦い勝利しなけらばなりません。英霊たちは意思疎通の出来ない戦うだけの敵として登場しますが、戦闘シーンはやたら凛とルヴィアが罵りあう会話が多すぎて、テンポが悪すぎるように感じました。OPが流れる前のアバンをそっくり前回の話を繰り返す事もあり、バトルを間延びさせるなら、普段の生活の描写にもう少し時間を割いて欲しかったと思います。何しろ日常はお風呂シーンばかりでしたから^^
魔法少女になる二人は、相手を思いやる気持ちや、問題から目を背けずに立ち向かっていく心の成長を描いていて、好感が持てたのですが、凛とルヴィアの方は醜い罵詈雑言や笑い声が気に障り、かえって邪魔になっているような気もしました。ストーリーは王道展開で先が読めてしまいますが、陰鬱な展開のfateシリーズとは空気感が違います。すでに続編も決定しているようですし、スピンオフであることを意識せずに、どなたでもそこそこ楽しめる作品だと思います。