花丸ぽっきー さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
心の弱さが生み出す怪物
ファースト・ガンダムの一年戦争終結から43年後が舞台。腐敗した地球連邦政府は、かつてジオンの台頭を許した時のように、宇宙への棄民政策の実行と高官たちの権益を守る集団に成り果てていた。
ノブレス・オブリージュ(高貴なる者の義務)を自覚した真のエリート階級による貴族支配、「コスモ貴族主義」を掲げ、地球連邦政府の打倒を標榜するクロスボーン・バンガードは攻撃を開始するが・・
クロスボーン・バンガードの支配者、鉄仮面は様々なコンプレックスに自我が崩壊寸前の男で、その弱さを鉄仮面で隠している。その心の弱さが恐ろしい怪物の心を生み出してしまう。
人間的なパイロットによって、人間の心を宿すモビルスーツと、仮面1つで冷酷な殺戮者となる人間・・ これは普遍的なテーマなのではないでしょうか。