笑い男アオイ さんの感想・評価
3.1
物語 : 2.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
ある意味予言とも言えるタイミングだった
私は漫画の連載を最初から見ていました。
当時(事故前)の印象は、確かに原子力発電所が事故を起こしたらこんな世界になっちゃうのかな?原発事故後を描いた主人公達以外の『街並』や『野生動物の生態』などがリアルな想像力で考えられているな・・と思っていましたがまさか、大地震をきっかけに現実に事故が起きるとは思ってなかったので、この話を知っていただけにショッキングな漫画となってしまいました。
この話は、放射能に耐性を持った人間としてコッペリオンという少女達が放射能汚染された都会を舞台に活動していくお話で、現代の科学力以上な技術や特殊能力など、多少フィクション的な表現がある為にリアリティが無いと感じる方もいるかもしれませんが、実際人のいなくなった街に生きる動物や人々の生活が描かれていてある種の警鐘を鳴らしていた作品ではなかったのでしょうか?
私達が気づかなかっただけで、漫画の世界って実は現実の世界への警鐘となっている作品があるのではないのかと、改めて考えさせられるきっかけになった話でした。
アニメ本編開始していないこの時期にはこの辺までしか言えないですが、コレをアニメ化することは東日本大震災からもう直3年経ちますが中々勇気ある決断ではなかったのではないかと思います。
映像化するなら、決して遊び半分ではなく真剣に作ることを是非期待したい作品です。
一話の感想
{netabare}
東京が廃墟になっていて、野犬がいる世界観等は良かったと思いますが、何より見ていて気になったのは鉄壁のスカートでした。
話の内容に身が入りません( ̄▽ ̄;)
やたら短いスカートが必要以上になびくなびく……Σ(´□`;)
なびく癖に鉄壁の防御力を発揮しています。
俺が思ってたのとちげーヽ( ̄▽ ̄)ノ
例えば、ハイスクールDxDとかフリージングとかでパンちらやそれ以上があっても別に初めからそんなものだと思ってるから気になりませんが、コレにその要素は必要なのか?と思ってしまいました。
それから、声優の方言に多少違和感を感じましたが、コレは慣れの問題でし(ょう。実力ある声優を使ってますので、その辺りは気長に待ちます。
あと、気になるのが必要以上に原子力事故という言葉を避けている気がしました。原作を読んだのがかなり以前なのでその辺りは原作通りならすみませんが、違和感というかガッカリしてしまいました。
以上が一話のまとめです。
{/netabare}
二話の感想
{netabare}
どうやら諸般の事情ということもあって(震災にあった方への配慮)色々基本的な事が規制がかかっているらしいですね。
例えば、放射能汚染は汚染だけになってるとかですね。それだと、コッペリオンの彼女たちが何について強い耐性があるのかとか良く分からないことになってしまってるのが残念ですね。
良く分からない世界に良く分からない理由で起こる事に感情移入しずらいですよね。まあ、一話より気にならなくなったところは鉄壁のスカートとかのあからさまなアングルがかなり抑えられたことと声優の方言に慣れ始めてきた事ですね。
他に本編の内容について少し触れてみると、ある人家族の話に関わるんですけど1話でやりきるには時間的に薄いんですよね。週刊連載なら3~4週かけてる話だからちょっとは感情移入出来るんですけどね。それから、一部お墓のシーンにもカットが入っていましたのでその辺もTV視聴者にこの現状の悲惨さとか伝えれないので損してるかなとも思いました。
とりあえず、二話の感想でした。
{/netabare}
最終話まで見て
私は知っていたんですけど忘れていました(笑)
これって、実は{netabare}超能力{/netabare}ものなんですよね。あと、最初の設定が何だったのか・・・って思うくらいぶっ飛んだ設定でが原作でもありまくるので、最初の設定以外リアル志向で見に来た方に大きなダメージを与える作品です(笑)
アニメ化していろんな意味ある描写もカットされ更にワケ分からなくなって作られているなって思いました。
あるいは、震災前に放送していたらもうちょっとだけマシな作品になってたんじゃないかな?と思います。