wjk_anima さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
舞台はイタリア。義体化少女の殺し屋を従えた組織が織りなす犯罪やテロを描いた本格派ガンアクション作品
イタリアを舞台に、「身体を改造した少女の殺し屋」を運用する対テロ機関「社会福祉公社」と、犯罪やテロによってイタリアを恐怖に陥れるテロリスト集団「五共和国派」との戦いを軸にしたガンアクション漫画。その舞台に合わせて、劇中にはヨーロッパ製の銃(SIG、ファブリックナショナルなど)や車両が多数登場する本格派のアニメ作品。
2003年に第1期のテレビアニメ化され、同年10月から翌年2月にかけて全13話がフジテレビ・CSで放映された。原作の2巻までのエピソードの順番を並び替え、エルザが登場するオリジナルエピソードを組み合わせ、一部改変を除いてコミック本編と整合性の取れた物語になっている。
同時期にプレイステーション2用のゲームソフトが全3部作で発売され、アニメのDVD-Videoはその特典として同梱された(1巻には5話分、2,3巻には4話分ずつ収録)。後にアニメ単体のDVD-BOXも発売された。テレビアニメ第2期は2008年1月から3月にかけて全13話が放送された。同作では「ピノッキオ」編からのストーリーが描かれ、DVD-Videoとして販売も行われた。2008年10月に第2期の14・15話に相当するOVAが発売され、原作の28、29話が描かれた。
(上記 Wiki 参照)
【あらすじ】
「少女に与えられたのは、大きな銃と小さな幸せ。」 単行本1巻帯
物語の舞台は架空の現代イタリアを中心としたヨーロッパ。イタリアは国内に地域間対立や思想対立を抱え、テロや暗殺などの暴力が絶えなかった。イタリア政府・首相府は、表向きには障害者への様々な支援を行う組織として公益法人「社会福祉公社」を設立する。
しかしその実態は、身体に障害を持った少女たちを集め、身体の改造と洗脳を行い、反政府組織に対する暗殺をはじめとした超法規的活動を行わせる闇の面を持った組織だった。少女たちは、「義体」と呼ばれる人工の肉体と引き換えに、時に危険すら顧みられることなく銃を手に戦う運命を背負わされた。
《 視聴対象 》
他の作品で【BLACK LAGOON - ブラックラグーン】等に抵抗なく視れて高評価を与えられる方には、お薦めの作品と云えます。
起用されている声優さん方も、かなり豪華なメンツが揃っている作品です!
あどけない表情が残っている可愛らしさとは裏腹に、与えられた使命を率なくこなして行くその様は、切なささえ覚える程に、リアリティーを感じてしまう…。
仕事だからと割り切られた対応ばかりではない、やさしい大人とのコミュニケーションにも触れ少女達なりに満たされているのだろうと信じたい。
殺伐とした任務を淡々とこなす中で見え隠れする少女らと、それを管理する側(大人達)との掛け合いや心理描写は大変興味深く目を見張るものがある作品です。
シリアスな場面以外で時折少女らが覗かせる愛くるしい表情には要注目ですよ!