るぅるぅ さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
キセキのロリ世代
ロリきゅーぶの通り名を持つほど今や知らない方も少ないほど知名度を持っており、「小学生は最高だぜ!」と誤解される血迷った名言でも有名なアニメ。
ジャンルカテゴリーすると、一見ロリハーレムとも感じるがあくまでスポ根風に描いた仲良し5人組の絆を深まるお話となっている。視聴者視点となる主人公・長谷川 昴のキャラ設定もバスケに想い入れ持つ硬派に見せているが、ラッキースケベ・誤解しか生まない台詞の多くにツッコミしかない(笑)
この昴を梶さんが演じるのだが、もうハイスクールDDの一誠にしか聴こえない空耳(苦笑)
それだけに主人公でありネタキャラとなったティストで楽しめる要素でもあると想う。
ロリキャラ・天然変態主人公と一癖二癖あるキャラアニメ重視のロリコンスポーツとなっている。
ストーリーラインとしては、バスケを拠り所とした小学6年生5人の成長がメインとなっている。スラムダンクみたいな熱血バスケではないが、温かい気持ちにさせるエピソード材料として使われている。
バスケ描写は淡々と描かれ可もなく不可もないが、エンターテイメント性に乏しく咲、黒バス、テニプリの様な必殺技を使った過剰なエフェクト演出があれば萌と燃えの融合ができただけに勿体無いと感じた。その比重もキャラ推し一辺倒な作りとなっている為に、シャワー、スク水、スパッツ、メイド、お兄ちゃん、ご主人様など狙ったサービスシーン・台詞が多く視聴者の期待を裏切らない?媚を売る演出は色んな意味で顔負けする(苦笑)
その一方、昴は良きコーチを目指し彼女達のバスケを守ることで自身のバスケ精神を触発させる起爆材料にもなっており、健気な小学生の力になりたいと全力で立ち向かう。それに応えようと切磋琢磨する彼女達の姿が微笑ましく映り栄えする心情描写を魅力にしている。
小学生というある一定支持層を狙ったインパクトを植え付けてはいるが、バスケの楽しさ、子供だから伝えれるメッセージをスパイスした王道なテーマを外さず後味よく見れるシナリオ構成になっている。
この設定を中・高生キャラで使いまわすとインパクトもなく凡作になるだろうし、小学生という成長期の真っ只中で生きいきとしている姿だからこそ成立する作品だと感じた。
アニメとしてサービスシーン・豪華な声優人とあざとさが目立つが、気楽に笑って楽しめると想う。
不安材料となるのは、恋愛を絡めるとドン引きしてしまう展開ぐらいだ(笑)