arias さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
自分用メモです
BS日テレ
ファンタジー/バトル/コメディ/ラブコメ/顔芸/原作ライトノベル
エンテ・イスラ征服という魔王軍の野望は勇者たちによって阻止された。命からがらの魔王とその腹心は異世界へと逃げ出し、勇者らもまた魔王達を追いかける。辿り着いた先は魔力のない世界、日本だった……
魔法、戦闘、悪魔、異界の言語(ただし日本語字幕は付く)。第一話のAパート前半はまさに王道ファンタジー作品だ。
舞台が日本になり本編へ移行してからはコメディ作品になる。異世界の魔王と勇者が現代日本を生き抜くため正規な手段で働き金を稼ぐ。敵同士である魔王と勇者が夫婦喧嘩のようなやりとりをする。
はたらく魔王さまには良い意味で脱力感がある。本気の殺し合いはないし死人も出ない。緊迫した状況が予想される場面でもそこには余裕があり、安心感がある。私が感じた魅力的な要素の一つだ
キャラクター達が多彩な表情を浮かべるのも脱力感を感じる所以だ。コロコロ表情が変わり、顔芸と言われるほどパーツを変形させるのはとてもおもしろい。ちなみに例え女性であろうが容赦ない
真っ赤になって極端なほど「より目」になり怒りの表情を浮かべる勇者エミリア(♀)。エンテ・イスラ時代の緊張感のあるキリッとした表情のエミリアはどこに行ったのだろうか
{netabare}なお異端審問官で暗殺者だった鈴乃だけは最終階を迎えてもとうとう顔芸することはなかった。月日が流れば(2期があれば)エミリア達の毒気に影響され彼女も顔芸を披露することになるんじゃないかな{/netabare}
かわいいが正義、な日本においてここまで崩すのは勇気がいることだったと思う。
それにしてもはたらく魔王さまもWHITE FOXか。この会社名がクレジットされる作品には今後も期待しておこう