wjk_anima さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
夏目を通して様々なエピソードや田舎暮らしを疑似体験出来ます!美しい原風景や季節感が味わえる描写も感動を覚えます!
2008~2009’頃に、TV東京系で放映されていた頃にも幾度か視聴する機会もあったが、物語に入り込めず、視る事を断念した作品である!
その理由とは下記の通りだが、当時,私が感じていた先入観に他ならない。
①キャラ画がチープで気に食わなかった事!
②夏目の声優:神谷浩史 の声が合ってない気がして嫌悪感があった為。
③妖怪モノの、物語自体を余り好まなかった。
当時の己自身が俗物だった為、心にゆとりも無く作品を楽しめるだけの器(心構え)が欠如していたからに他ならない。
当然ながら、人生において様々な葛藤があり…固定観念を払拭する事が出来たからこそ、夏目友人帳を味わい深く視聴するに至る今日この頃である…。
同じ様な妖怪モノのアニメで【蟲師:むしし】2008年秋CX系ノイタミナ放映、全26話、を視終わっていた事で、より妖怪のお話への興味が沸いた事もある!《映画 ももへの手紙》2012年春 上映 も良かった!
と云う訳で、視るに至るきっかけ【余談!】はこんなもので、
夏目友人帳, 続 夏目友人帳, と2日に分けて一気に視た感想もまとめて書きます!
〔 伝奇、学園、少女漫画 〕ジャンルとか、ストーリー云々よりも、季節感と田舎暮らしであろう原風景の描写に感動し過ぎて驚きを隠せない程でした…。
夏目が一緒に生活している藤原家の日本家屋もレトロモダンで木の良い匂いが感じられます。
ご飯を食べているシーンも、在り来たりな風景の中に在る幸福感とでも云うのでしょうか…ほのぼのしていて、ほっこりとした温もりにしみじみと癒されるのです。
日常を描くにも天候も変えていて、それに伴った風景画の色彩感覚(コントラスト)も絶妙で常に鳥肌モノなのです!
野山や森、川、畑、何処の地域か定かではないが、とっても丁寧に描かれており田舎ならではのゆったりと流れる空気感や匂いなども感じられる。季節によって見え方が変わる自然の摂理紅葉なども美しく描かれている中に、夏目を主体とした様々な出会いやエピソードの中で心理描写なども坦々と綴られて行く。
原風景やシーンにマッチした音楽もお忘れなく!
臨場感や空気感を出す為、スローテンポな楽曲が、この夏目友人帳の肝になっており、シーンによって様々な音を奏でてます!(下記の楽器の中から2種類の楽器を使ってスローテンポな音楽が奏でられております。)
私の耳で聞き取れる範囲で、以下の楽器が用いられていると思われる。
①ピアノ②アコーディオン③木琴④ファゴット⑤バイオリン⑥オカリナ⑦ギター 他…,
都会育ちのコンクリートジャングルで生きて来た人達にとっては、田舎暮らしは憧れであり、その体験を物語を通して学生である夏目の立場で体感する事が出来る、数少ないアニメ作品のひとつと云えます!
ジブリ映画、【となりのトトロ】的な癒しを感じられます。
あと、やはり “ にゃんこ先生 ”の存在は物語を引き立ててくれてますね!
呼ばれ方が、全然定まっておらず、登場人物によって、ブタ猫呼ばわりされたり、にゃん吉,にゃん太郎,まんじゅう猫,等など…
おっさん的なグルメ嗜好だったり“ 七辻堂 の饅頭 ”に目がない感じ!等の ゆる~い感じも堪らないですね!
シリーズも4期続いており、製作者サイドの熱意が視聴者へ伝わっているからこそのものだね!とよく解ります!私自身も度ハマリしております…。
「 私自身、その中でも一番好きなのは“ 続 夏目友人帳 ”なのです!」
季節感なのかなぁ…実際の所は自己分析出来ていないのですが、事実,直感的にはそう感じました!!
神谷浩史,沢城みゆき,井上和彦,石田彰,木村良平,他…各声優の皆さんが吹き込む自然体な演技は、物語をより一層引き立ててくれているのだと,視ていて実感致します!
【漫画 日本昔ばなし】や【サザエさん】の様な、ほのぼのとした物語の 中にも人生の教えや啓示が盛り込まれております!
『 足るを知る 』
「 分をわきまえる 」
視ていて、夏目友人帳から、そのような 啓示を賜った様な気が致しました…。
今後もほのぼのとした続編を心から期待しております! 夏目最高~
【 あらすじ 】
妖怪が見える少年・夏目貴志は、ある日祖母の遺品の中から「友人帳」を見つける。「友人帳」とは、彼の祖母・レイコが妖怪をいじめ負かした結果、奪った名を集めた契約書だった。
以来、名を取り戻そうとする妖怪達から狙われるようになってしまった夏目は、とあるきっかけで自称用心棒となった妖怪、ニャンコ先生(斑)と共に、妖怪達に名を返す日々を送り始める。
《 舞台 》
明確な舞台設定はない。ただし劇中には作者の出身地、在住地である熊本県の風景をモデルとする描写が多数存在する。アニメ第3期製作にあたっては、作者自らが熊本県のお気に入りの風景を監督・アニメスタッフに紹介しており、人吉球磨の風景が参考にされていることから、郡市の新規PR事業にタイアップすることが2011年6月に発表された。アニメ第4期夏目友人帳 肆において、福岡県福岡市や福岡市早良区次郎丸、同賀茂周辺の描写がなされ、主人公が手に持つ地図が福岡市内のそれと同じものであることが、作中にてわかる。
★《 概要 》★
『夏目友人帳』(なつめゆうじんちょう)は、緑川ゆきによる日本の漫画作品、およびそれを原作としたアニメ、ドラマCD作品。漫画作品は『LaLa DX』および『LaLa』(白泉社)で連載中であり、2013年7月時点で単行本は第16巻まで刊行されている。
初出は『LaLa DX』2003年7月号。同誌2005年1月号から読み切りのシリーズとして隔月連載され、一部作品は『LaLa』に掲載された。2007年9月号から『LaLa』で連載。2009年以降は、一つのストーリーが読み切りではなく、前後編や3話から4話に渡って描かれる傾向にある。
【 TV アニメ 】
2008年7月から9月まで第1期『夏目友人帳』がテレビ東京系列(TXN)にて放送された。同年8月から10月には原作者の故郷にして在住地でもある熊本県や1期のEDを担当していた中孝介の出身地・鹿児島県でも放送されている。
2009年1月から3月まで第2期『続 夏目友人帳』のタイトルで放送された。第1期の夏の季節から、今作では冬の季節へと巡る。放送時期に合わせ、冬から春の季節までをテーマに描いた物語が綴られていく。
原作で1話のみの登場であった夏目のクラスメイト・笹田純は、その後も各話で度々と登場している。彼女の出ている箇所ではアニメオリジナルの要素で展開しているが、原作での物語の内容にはほぼ沿った形となっている。
DVD『続 夏目友人帳』各巻には映像特典として『3Dニャンコ先生劇場』が収録(全5話)。CGのニャンコ先生による超短編コントとなっている。
『夏目友人帳 参』のタイトルで2011年7月から9月まで放送。2012年1月から3月まで第4期『夏目友人帳 肆』が放送された。
★《 主題歌 》★
〔 第2期 〕
◆オープニングテーマ「 あの日タイムマシン 」 作詞 - sasaji / 作曲・編曲・歌 - LONG SHOT PARTY(DefSTAR RECORDS)
◆エンディングテーマ「 愛してる 」 作詞・作曲 - 高鈴 / 編曲 - 伊藤ゴロー / 歌 - 高鈴(gr8! Records)
★【 個人的に好きな登場キャラクター⑥ 】★
独断と偏見による抜粋にて!
①◆夏目 貴志(なつめ たかし)
声 - 神谷浩史 、藤村歩(少年時代)
7月1日生まれ。B型。身長167cm。
好きなものは猫、黒ニャンコ。 本作の主人公。
常人には本来見えないはずの「妖」を見る能力を持っている少年。以降にある妖怪に語り継がれている、強大な妖力を持っていたと言われる「夏目レイコ」の孫。 高校1年でクラスは2組。アニメ版では途中で高校2年に進級している(クラスは2組のまま)。 生まれてすぐに母親を、まだ小さいうちに父親(声 - 小西克幸)を亡くしている。父親のことは少し覚えているが、思い出すとつらくなるため忘れようとしていて大切なことも忘れてしまった。両親を亡くして以来、妖が見えるゆえの奇行も一因となって親戚の間をたらい回しにされていたが、最近ようやく父方の遠縁の藤原夫妻のもとに落ち着いた。祖母・レイコの遺品である「友人帳」を手にして以来、そこに書かれている名を妖達に返すため、ニャンコ先生と共にせわしない日々を送っている。 多くの妖を従えることさえ可能にする友人帳を持ちながらも、夏目自身は基本的に友人帳を名を返す時以外で使うことを良しとしていない。また、ともすれば危険なものであるという責任感以外にも、自分と通じるところがありながらも孤独であった祖母の唯一の形見として、友人帳を大事にしている。 一人称は「おれ」、「僕」。
【外見】
祖母レイコとそっくりの美少年。初対面の妖にはよくレイコと間違われる。祖母のレイコ同様、髪色は灰色がかった色(アニメ版では茶色)。他の登場人物から度々「マッチ棒」「白アスパラ」「軟弱な奴」「もやし」「オンナオトコ」などと評されており、細身で体格の良くない設定。作者曰く「夏目のコンプレックスは女顔」とのこと。 服装は普段は学校の制服姿でいることが多い。私服も高校生らしく落ち着いた服を着こなしている。冬にはマフラーを巻いていることも多い。作者曰く「実はチンピラっぽいシャツが好き」という設定があり、まれに夏場を中心にそれっぽいポロシャツを着ていることがある。 【能力】 名を奪われた妖に対し、レイコの縁者として友人帳を用いて名を返す。また祖母譲りの強大な妖力を持ち、ゲンコツ一発で妖を退けることもある。なお、作法さえ整っていれば潜在する力で初めて使う術でも容易に発動させるが、それらを覚えている様子は見られない。 あまりにも普通に妖が見えてしまうため妖と人の区別がつかないことがある、強力な妖力を妖に狙われやすい割に自身の防衛手段がゲンコツのみのため気付かぬうちにとり憑かれたり呪われたり妖力を吸われたりする、などの欠点もある。
【対人関係】
孤独な過去の経験が影響してか、周囲に対して一歩引いて接してしまう傾向があるが、一方で人間のみならず妖にも強く感情移入する一面もある。 レイコが人間嫌いの不良娘で、妖にも一種乱暴に見える関わり方をしていたのに対し、夏目は人を嫌ってはいない。また上述の通り感情移入してしまうこともあるため、自分から人が離れていく原因になっている妖のことも嫌い切れない。なお徐々にではあるが、物語が進むごとに妖怪と関わることへの抵抗は薄くなっている。周囲とのあり方についての両者の違いは、レイコをよく知る妖たちからもたびたび指摘されている。 現在の穏やかな生活を守るために、妖を見ることが出来ると言うことは藤原夫妻を含め周囲の人には秘密にしており、問い質されても誤魔化している。この秘密を知る主な人物は、友人では名取周一、田沼要、多軌透のみで、他には的場一門の人間など。これらの人物には同時にニャンコ先生の正体も知られている。 なお、友人帳については上述の人物に対しても明かさないように注意している。名取にはその秘密を教えるべきかと毎回悩むものの、今のところ明かしていない。一方、的場一門に対しては知られないように特に警戒心を強めている。
【性格】
本来は繊細で心優しい性格だが、人の愛情に恵まれず育ったため感情を人に表すことを苦手とする。常に自分には否定的で割と頑固。上述のような内向的な性格の反面、いざという時の行動力もかなりある。 幼少の頃から雷が苦手である。なお、極めて寝相が悪いが、朝には元の位置に戻っているため、本人が自覚しているかは不明。幼い時は、家の壁にらくがきするなど年相応のやんちゃさがあった。
②◆ニャンコ先生(ニャンコせんせい) / 斑(まだら)
声 - 井上和彦、小林沙苗(女子高生姿への変身時。
アニメ版でのクレジット表記では『女子高生ニャンコ先生』)
夏目の「自称」用心棒である妖。身長・体重はドッジボール2個分(招き猫の姿)。好きな食べ物はエビ、イカ、酒。趣味は狩り。
一人称は「私」。「招き猫」を依代に長い間封印されていたが、夏目が結界を切ったことにより解放された。レイコとは知り合いだった。勝負は断り続けていたため、友人帳に名を書かれてはいない。夏目からは「ニャンコ先生」、または「先生」と呼ばれている。 アニメ版では言葉を発する時、「斑」の姿時と「ニャンコ先生」の姿時では声のトーンが180度ほども変わっている(いずれも声優は井上和彦)。しかし、斑をよく知る妖には声によって一瞬でニャンコ先生=斑であることを見破られている。 主人公の夏目を抜き、読者による人気キャラ投票で1位を獲得した。本作のマスコットキャラクターでもあるため、アニメ化を機に関連グッズもかなり多く発売されている。
【外見】
正体は、妖の間で名の知れた上級の強力な妖「斑」で、本来は巨大な白い獣の姿をしている。しかし長年封印されていたため、体が依代の招き猫姿に慣れてしまい、普段は「招き猫のような猫」の姿をとっている。その容姿は他者曰く「たぬきだるま」や「ブタネコ」、「デブネコ」、「インチキ招き猫」、「大福ネコ」、「白豚ネコ」、「ネコだるま」、「砂袋のようなもの」等、基本的に散々な評価である。作中で招き猫姿を愛でているのは夏目の友人・タキのみで、タキ曰く触り心地は良いらしく「つるふか」しているとのこと。この状態のときには常人でも視認できるため、夏目の飼い猫として共に暮している。また、猫姿の時は本来の姿の時より発揮できる妖力が制限される様だが、本来の姿に戻ることは常時可能。 人間に化ける能力も有しており、作中では夏目や同年代のレイコにそっくりな少女の姿に化けている(本猫曰く「ガン見した人間など夏目とレイコくらい」なのでどうしても似てしまう。ただし他の姿に化けること自体は可能な模様)
【性格】
妖の中でも上級であるため、人間や下等な妖に対して常に高圧的で、陽気で短気な性格。夏目とは、用心棒をする代わりに彼の死後に友人帳を譲り受ける約束を交わしている。その言の通り夏目の危機の際に彼を助ける一方、夜中に晩酌に出るなど、用心棒としての仕事ぶりには時折不安な部分も見られる。ただし夏目と付き合っているうちに情が移っていると感じられる場面が幾度とみられる。かなり食い意地が張っており、夏目を助けた後に「感謝は晩飯で示せ」と言ったり、食べ物に釣られて頼みを引き受けたりする。塔子の作る料理もお気に入り。冷蔵庫のエビを13本も食べたことで夏目に出て行けと言われ、家出をしたこともある。人も喰う妖であるらしく、何度か寝ぼけて本来の姿に戻り夏目を喰おうとしたことがある
③◆藤原 塔子(ふじわらとうこ)
声 - 伊藤美紀
身寄りのない夏目を引き取った、藤原滋の妻。心優しくおっとりとした女性で、まだ幼さが残る夏目のことを「貴志君」と呼びながらとても大事にしている。料理上手でもあり、夏目やニャンコ先生は勿論、夏目の友人の西村達にも好評である。買い物が好きで、必要以上に買い込んでくる癖がある。ニャンコ先生を「ニャンキチ君」、「ネコちゃん」と呼ぶ。 基本的に物語での登場シーンはほんの少しだが、エピソードにはほぼ毎回登場している。
④◆名取 周一(なとり しゅういち)
声 - 石田彰 、大浦冬華(少年時代)
11月12日生まれ。A型。身長175cm。
特技は怪しいオーラ。 作中の人気俳優で妖祓い人。
夏目の理解者であり、同じく妖を見ることが出来る数少ない人物。 一人称は「私」、「おれ」。芸能人特有(?)のきらきらしいオーラ(ニャンコ先生曰く「新手の妖気のようなもの」)を放っており、無駄に人目を集める。夏目がそれを指摘すると「きらめいててご免」などと発言する。アニメでは髪型と髪の色(茶色)が夏目と若干似ている。 俳優業の裏で妖祓い稼業をしており、いくつかの妖を「式」として使役する。使役している妖についての詳細は名取の式を参照。また、温泉旅行の際に夏目による妖への名返しを目撃しているが、問い詰めたりはしていない模様。
【能力】
体に常人には見えない「ヤモリの形の痣」をした妖が住み着いていて、体中を動き回る。ただし、左足だけには決して移動せず、名取本人はその事を特に気味悪がっている。健康に影響は出ていないが、その正体・理由などは不明であり、この妖のことを独学で調べているうちに、妖全般について学んでいった。もともと名取の家系は妖祓いを生業としていた時期があり、名取の名はその手の業界筋でそれなりに有名である。夏目の能力についても一目置いており、助手にしようとしたこともある。同じ妖祓い人である的場のやり方にはやや抵抗を感じており、危険視している。高校の制服はブレザーだった。
【性格】
夏目とは唯一の同じ境遇の友人として接している。ただし妖に対しての見解は、複雑な思いを抱く夏目とは異なり、むしろ憎んでいる。そのため、夏目とは意見が食い違うこともしばしば。肉眼よりガラスを通したほうが妖が見えやすいらしく、たまに伊達眼鏡をかけている。夏目やニャンコ先生は彼を「胡散臭い男」だと思っており、特にニャンコ先生とは仲が悪い。基本的には冷静沈着な名取だが、ニャンコ先生と子供っぽい喧嘩をするなど、大人気ない一面も持つ。田沼やタキとの面識はなかったが、田沼とは夏目がビンに吸い込まれた事件をきっかけに初めて対面した。
⑤◆子狐(こぎつね)
声 - 矢島晶子
森に住む雄狐の妖。本名は不明。他の妖怪にいじめられている所を夏目に助けられ、それ以降夏目を慕っている。母親を亡くしていて、その墓標らしき石を「母さま」と呼んで大切に扱っている。力が弱いためか自力では人間に化けられず、また人間に化けられる薬を使用しても耳と尻尾が出てしまう。森に落ちていた白い帽子を大事にしている。 一人称は、原作では「私」、アニメでは「僕」。アニメシリーズでは第1期に登場し、夏目に会いたいがために他の妖から人間に化けられる薬を貰い、列車に乗り夏目に会いに行った。最終話では夏祭りに現れ、夏目達と花火を鑑賞した。第3期にて再登場した。
⑥◆柊(ひいらぎ)
声 - 雪野五月
一つ目の鬼のような面を着けている女妖。元は山守りをしていたが人間に捕えられ、蔵護りとして封じられていた。 かつて幼少時の名取と出会い、左手の傷に包帯を巻いてもらった思い出から、退治屋になった名取にあえて退治されて彼に功績を立てさせようとしていた。しかし名取に彼女を退治する気はなく、一旦瀕死にさせて、死ぬことにより解ける蔵護りの呪縛から解放するつもりでいた。夏目とニャンコ先生の尽力もあって一命を取り留め呪縛から解放されて以降は名取の式になることを選び、彼を「主様」と呼び慕っている。無口で感情は希薄だが、夏目に対しては辛口な言動で接しつつも気にかけている様子で、しばしば夏目の左腕に魔除けの文字を書いてやっている。背中に太刀を背負っており、これを武器として使用する。解放以降、面には右上にヒビが入っている。