空野 落 さんの感想・評価
3.4
物語 : 2.5
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
お涙頂戴を狙いすぎて風呂敷を畳めなかった
期待値が高かっただけあって後半の急展開はかなり萎えた。
2期だったら可能性はあったかもしれないが、今更2期やられても困る……
脚本は麻枝准氏。実は彼の脚本の特徴である感動が一応今回もあるのだが、明らかに尺が短すぎでキャラの消化が追いつかなっかた。
結果メインキャラだけが残り、泣く要素がないまま最終回を迎えるという最悪な流れになってしまった。
音無 結弦
主人公 ただ新参者なのに若干上から目線なのが個人的には気に食わない。特に最終回の卒業式のかなでビイキはドン引きですよ
仲村 ゆり
ヒロイン?準主人公?ゆりっぺは終始どっちつかずでしたね。一応戦闘シーンや作戦練ったりするけどメインキャラとしては存在感が薄い。
立華 かなで
天使。本当に天使でありヒロイン。ただ、途中まで敵キャラなので感情移入できず、微妙な感じ。音無との関係をもっと早めにだしとけば良かったと思う
日向 秀樹
サブキャラにして悪友キャラ。ただぶっちゃけ主人公よりもキャラクターができており人間味がある。「結婚してやんよ!」はこの作品の象徴
直井 文人
敵キャラから味方にジョブチェンジ。かなでよりも感情移入できず最後まで残るキャラではないと思う
ユイ
サブキャラでありもう1人のヒロイン。メインを喰うほどキャラが濃い。理由としてはうるさいのと日向との漫才があるから。ユイぐらいの存在のキャラがもう2人ぐらいほしかったな
他サブキャラが10人ぐらいいるが、ネタキャラの域を出ないため泣くことはない。というか気づいたら消滅していた…
評価できる点は「音無」という名前の伏線と岩沢の話。あとは日向とユイの関係はこの作品の癒しである。
総括
麻枝准・keyということもあり期待していたが結果は想定外のつまらなさ。2クールあったら可能性があったかもしれないが、感情移入なしで泣く話を作るのは無理がある。
結果無理矢理1クールにして話を練りこませた印象を受けた。