空野 落 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
後半がグダルが、アメコミ風キャラが生き生きしており面白い
アメコミ風なキャラクターがヒーローとして活躍する物語。割合現実志向であり、スポンサーがついている。ヒーローを商売としてとらえながらもヒーロー達の持つ「正義」について考えさせられる作品
おそらく2011年を代表するオリジナルアニメの一角。時々作画が崩れるが、それを補うストーリー、キャラクターがおり、十分に面白いと言える作品。
難点は後半の展開が詰め込みすぎで、突っ込みどころが多々ある点。前半から中盤の熱い展開はオリジナルならではのワクワク感があり、常に次回を見たいと思わせるような展開であったためより残念である。
鏑木・T・虎徹 ワイルドタイガー
主人公その1。 やはり主人公がおっさんだと安心できるのは最近のアニメに親父キャラの主人公がいないからか。自分の正義をしっかり持っていて、信念を貫くのはいいキャラだと思う。ただ、色々アホな行動を起こすのがキズ
バーナビー・ブルックスJr
主人公その2 ヒロインその1
色々鼻につく発言をするが実力は本物。後半デレて気持ち悪いレベルに。個人的には敵に振り回されすぎな気がする。
ブルーローズ
ヒロインその2 恋する乙女であり、虎徹に惚れているのが良い所。思春期ということもあり夢に向かうかヒーローをやるかの葛藤がwピソード。なんだかんだで出番が多い。
ロックバイソン
ネタキャラその1 通所「牛角」 あだヒーローとしての実力は劇中では微妙な感じ。エピソードもなく、ネタキャラだから存在感があるという皮肉なキャラ
スカイハイ
ネタキャラその2 キングオブヒーローであり発言がネタ。ただ存在自体は濃く、毎日パトロールしているないすなガイ。エピソードも今作品では鬱エピソードになる。
ドラゴンキッド
サブキャラ ヒーローの中では貴重な2人目の女性枠。エピソードはいい話だが、あまり存在感がない。
折紙サイクロン
ネタキャラその3 バーナビーの先輩。見切りだけだが、意外にも熱い心をもっておりストーリー上活躍した2枚目キャラ。
ネイサン・シーモア ファイヤーエンブレム
オカマキャラ。エピソードはないが損談キャラで安定している。この人も意外に登場する
ルナティック
ネタキャラのようで実は暗い過去を持つキャラクター
ヒーロー達とは違う「正義」を持つダークヒーロー。多分本当のラスボスになるのはこの人
ジェイクやマーベリックなどいい悪役キャラがおり、善悪がはっきりしているのが今作品の見どころ。そこにルナティックというダークヒーローの存在がいいスパイスになり面白くしている。
総括
後半は詰め込みすぎだが、前半から中盤の面白さは近年ではトップクラスだろう。近年のオリジナル作品の成功例の一つとして私は考える。熱いのが好きな人はオススメ