じぇりー さんの感想・評価
3.5
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 5.0
音楽 : 3.5
キャラ : 1.5
状態:観終わった
「よかったねぇ、琴浦さん」
と、各話(終盤辺りの数話は除外)ラストになると思わせてくれるストーリー構成
…なんだけど。
主人公の琴浦さんを始め、主要な登場人物達が、やや過剰な自己犠牲の精神と責任感を持っているため、「そもそも、最初にしっかりと言葉で相手に伝えていたら、よかったんじゃないの?」と思える場面もあったりして、もどかしく感じることもある。
しかしそういう「もどかしさ」がなければ、そもそもこのアニメのストーリー自体展開していかないし、「いくら超能力で相手の考えていることが見通せたとしても、他人との意思疎通って難しい。{netabare}言葉で伝えていくことの方が大切だよね。{/netabare}」というメッセージには繋がっていかないだろう。
ただ、見ていてほのぼの癒される~♪と思う人と、見ていてイライラする!という人に分かれてしまう作品だとは思う。
全体的には、よくまとまっていて、ラストもすっきりと完結していたと思う。
…しかし、私なら琴浦さんのような人がリアルに周囲にいたら、悪いが全力で避けていると思う。
こんな煩悩の塊のような脳内を見られてしまったら、多分、私は生きていけないわ。