wjk_anima さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
只のスポ根 バスケ ァニメにゃ~留まる事を知らなぃ…限りなく天に近ぃ神々達の遊びかぁっ
スラムダンク等とは一線を画す、全く違ったアプローチで物語が進行して行く感じを受ける!
アニメチックな技能で試合運びに変化が現れるのだが、しっかりと造り込まれて理に適っている為、視ていて「そりゃ無いわぁ~」的な気はしないし、むしろ…その世界感に弾きこまれる程である!
キャラ立ちもはっきりし過ぎていて、突き抜けてる感は否めないが、見ていて全然苦しくない…。
清清しい程に青春真っ只中なのだよ! 出たぁー, 緑間の云ぃ回し~ww
待望の第二期に入る前に、黒子のバスケ OVA 版〔 第22.5話 〕「Tip off」も是非お見逃しなく!!
【 あらすじ 】
バスケットボールの強豪として知られる帝光中学校に「キセキの世代」と呼ばれる10年に1人の天才が5人同時に存在し、無敗を誇っていた。
時は流れ、彼らはそれぞれ別の高校に進学するが、「キセキの世代」には奇妙な噂があった。彼らの他にもう1人、天才5人が一目置いていた選手「幻の6人目(シックスマン)」がいたと…。
誠凛バスケ部入部(1-2巻) 創設2年目の誠凛高校に、新入生としてキセキの世代の6人目(シックスマン)・黒子テツヤと大型新人・火神大我が入学してくる。2人とも全国制覇を目指す同校バスケットボール部に入部するが、実力が一目瞭然の火神とは対照的に、身体能力で劣る黒子は地味な存在だった。しかし、練習試合を通じて視線誘導(ミスディレクション)の能力を存分に発揮し、火神を光、黒子を影とするスタイルを確立していく。そして、キセキの世代の1人、黄瀬涼太を擁する海常高校に勝利する。
【 作品概要 】
『黒子のバスケ』(くろこのバスケ THE BASKETBALL WHICH KUROKO PLAYS)は、藤巻忠俊による日本の漫画作品。および、これを原作としたテレビアニメ。
バスケットボールを題材とした少年漫画作品。第44回(2006年11月期)ジャンプ十二傑新人漫画賞を受賞したのち、『赤マルジャンプ』2007SPRINGに掲載され、『週刊少年ジャンプ』(集英社)2009年2号より連載中。
話数の単位は「第○Q(クォーター)」。略称は「黒バス」。副題は作中に登場したセリフが使われている。また、作中においてオマージュ的表現が取り込まれている。
累計発行部数は22巻現在、2300万部を突破している。また、2012年4月から9月にかけてテレビアニメ化された。
【 作品への評価 】
●冨樫義博は本作に登場する人物のキャラクターやストーリー構成を高く評価している。
●荒木飛呂彦は単行本4巻帯の応援コメントで「『強い』生き方とは 目立たない黒子! その思想性!『深い』!!」と述べた。
〔 人気 〕
連載が始まってしばらくの間は、週刊少年ジャンプの連載作品としてはそれほど人気があったわけでもなかったが、2012年のアニメ化を機に人気が急上昇した。
2012年には「子どもが夢中になったものランキング」の10位にランクインした。漫画を原作とするコンテンツとしては『ONE PIECE』に次ぐ2位である。
〔 売上・発行部数 〕
原作単行本はアニメ化によって売上が大幅に伸び、21巻ではオリコン“本”ランキングのコミック部門では同シリーズ初となる週間首位を獲得した。オリコンが発表する2011年の『“本”ランキング』コミック部門シリーズ総売上では24位にランクインした。翌年の2012年 には大躍進を遂げ、同ランキングにおいて『ONE PIECE』に次ぐ2位を記録した。
単行本1巻は、初版5万部からスタートしたが、アニメ化を機に大幅に発行部数を伸ばし、4年をかけて累計発行部数100万部の大台を突破した。漫画作品において累計発行部数100万部は大ヒットの指標とされている。24巻は初版100万部を記録している。
単行本以外の売上も好調で、小説版第3弾はオリコン“本”ランキングBOOK(総合)部門で、シリーズ初の週間首位を記録した。
★《 テレビアニメ 》★
2012年4月から9月にかけてMBS、TOKYO MX、BS11にて放送された。冒頭のナレーションは三木眞一郎が務めている。東京国際アニメフェア2013・第12回東京アニメアワードテレビ部門優秀作品賞受賞。2013年4月よりTOKYO MX・BS11で開始された再放送は作画修正版となっている。
2013年10月より第2期がBS11・TOKYO MX・MBSで放送予定。第2期は「シーズン2」などの表記はされない。また、話数は継続する。
《 主題歌 》
【 第1期 】
◆オープニングテーマ
「 Can Do 」(第1話 - 第13話)
作詞 - 谷山紀章 / 作曲・編曲 - 飯塚昌明 / 歌 - GRANRODEO
「 RIMFIRE 」(第14話 - 第25話)
作詞 - 谷山紀章 / 作曲・編曲 - 飯塚昌明 / 歌 - GRANRODEO
◆エンディングテーマ
「 Start it right away 」(第1話 - 第13話)
作詞・作曲・編曲 - 前山田健一 / 歌 - ヒャダイン
「 カタルリズム 」(第14話 - 第25話) 作詞 - YORKE. / 作曲・編曲 - R・O・N / 歌 - OLDCODEX
【 備考 】
●帝光中出身者の名前には、「色」が付いている。(黒子、黄瀬、緑間、青峰、紫原、桃井、 赤司、灰崎、白金、桃井)
●誠凛の黒子以外の主要選手の名前には、「曜日」が入っている。(日向、伊月、火神、水戸部、木吉、小金井、土田)
●兄弟分かつライバルという関係からか、火神大我と氷室辰也は名前が対を思わせる作りになっている。「火」と「氷」。大我→タイガー→「虎」、辰→「竜」(竜虎相搏つ)。
●無冠の五将の名前には、「木の構成要素」に関する文字が入っている。(木吉、花宮、根武谷、実渕、葉山)
●本作には多数の眼鏡着用選手が登場する。実際のバスケでは接触プレイが避けられないため、眼鏡でプレイすることは極めて稀。コンタクトレンズや保護用のゴーグル(度入りも含め)を使用する選手が大半である。
★【 登場人物紹介 】★超~抜粋!
◆黒子 テツヤ(くろこ テツヤ)
声 - 小野賢章 / 小清水亜美(ラジオドラマ)
身長/体重:168cm/57kg 誕生日:1月31日 血液型:A型
学年:1年 背番号11(帝光中では15) ポジション:?、誠凛高校、
本編の主人公。強豪・帝光中バスケ部出身で「キセキの世代」の5人からも一目置かれた「幻の6人目(シックスマン)」。相棒の火神を「光」と見立て自らを「影」と主張し、彼と誠凛のメンバーとともに、強豪校やキセキの世代との試合を勝ち抜いていく。 目の前にいる相手にも気付かれないほど極端に影が薄く、無表情で自己主張も控えめ。誰に対しても丁寧語で話すも、冗談や声を張ることが苦手で、言いたいことはストレートに言う性格。激昂した時には口調が砕ける。基本的に冷静で熱くなりやすい火神のストッパー役。怒ることは少ないが、本気で怒ると火神ですら恐怖する程の威圧感を放ち、青峰でさえも怒った黒子を警戒する程である。小食で、好きなものはバニラシェイク。趣味は読書。得意科目は国語。他の教科は軒並み平均的。 当初は「影として光(火神)を日本一にする」ことを目標に掲げて試合に臨むが、インターハイ予選の桐皇学園との試合で大敗。かつての相棒である青峰に自分のスタイルが全く通用しなかったショックでスランプに陥ってしまう。その後、かつて目標を掲げたコートで火神に、「火神を利用して、キセキの世代に自分のバスケが間違っていなかったことを証明しようとしていた」と告白。そして「帝光中のシックスマン」ではなく「誠凛高校の11番 黒子テツヤとして日本一になりたい」と志を改めた。 恵まれない体格と運動能力が災いし、中学時代は長く三軍から上がることができず挫折しかかったが、一年の秋に、偶然三軍が使っている体育館に青峰が足を運んだ事で一緒に練習するようになり、青峰と同じく一年で一軍メンバーであった赤司に見出されその異質な才能を開花させていく。当初は「勝つことがすべて」という帝光中バスケ部の理念を受け入れていたが、三年の全中時の「ある出来事」を切っ掛けに部の方針やチームとしての在り方に疑問を感じ、退部した。その時彼は「何か大切なものが欠落している」気がしたという。「嬉しくなければそれは『勝利』ではない」という信条を持つ。 身体能力は低くほぼすべてが限界値で、フリーの状況でレイアップすら決めることができない凡百以下のプレイヤー。しかし並外れた観察眼と存在感の薄さを活かし、マジックなどで用いられるテクニック「視線誘導(ミスディレクション)」を使用して相手のマークを自在に躱し、華麗なスティールとパスワークでチームを得点に導いていく。その様はまるで本当に相手の眼前から消失しているかのように描かれる。 ミスディレクションの肝である、コート内で最も強い存在感を持つボールを保持することを忌避していたが、木吉や日向のアドバイスやライバル達からの叱咤激励により、自分の新たなスタイルを開拓していく。その結果、「消える(バニシング)ドライブ」や、かつての相棒であり現在の好敵手である青峰との決着後に彼と特訓して体得した「幻影の(ファントム)シュート」などを利用し、自ら得点することも可能になっていく。
◆火神 大我(かがみ たいが)
声 - 小野友樹 / 小西克幸(ラジオドラマ)
身長/体重:190cm/82kg 誕生日:8月2日 血液型:A型
学年:1年 背番号10 ポジション:パワーフォワード、誠凛高校、
黒子のクラスメイトかつ現・相棒。 アメリカ帰りの帰国子女である無名の大型新人。日本のバスケのレベルの低さに失望し、中3の時はバスケから離れていたことも手伝って強者との対戦を熱望している。荒削りながらもハイレベルな技術を持ち、発展途上であるがその比類なき才能は「キセキの世代」の天才たちと同格と目される。 やや短気で頭に血が上りやすいが、基本的に素直で物分りも良い。勉強は不得意で、0点を取ったこともあるほど。誠凛への入学もギリギリだったらしい。特に苦手な科目は国語で、英語力もヒアリング、及び日常会話に不自由することはないが授業で習うような堅苦しい英語は苦手。またアメリカ暮らしが長かったために敬語も苦手で、無理に敬語を使おうとして妙な言い回しになることもしばしば。秀徳高校との初試合において敗北を目の前にしたときは「勝利」にとらわれ暴走してしまうものの黒子の叱咤で正気に立ち戻り、それから「仲間」を背負う責任感を持つ頼もしいエースへと成長していく。 父親が仕事の都合でアメリカに残っているため、現在はウィンターカップ本戦会場の近くにある広々としたマンションに一人で暮らしている。家の中には必要最低限の家具とバスケ用具しかないなど私生活はかなり禁欲的。一人暮らしが長いため自炊ができる。強面の割には、犬や怪談などが苦手である。 ジュニアスクール時代、日本人であるために周囲から浮いてしまっていたものの、氷室と知り合い、彼に誘われバスケットボールに傾倒していく。それから氷室と実力伯仲の試合を演じ続けていたが、負傷した彼との試合で手を抜いてしまったことで確執を生み、ストバス大会において半ば喧嘩別れした彼と因縁の再会を遂げる。首から下げているリングチェーンは、この氷室と分けた兄弟の証である。 恵まれた体格と、アメリカのストリートバスケット仕込みの荒々しいプレイスタイル。天性の跳躍力の持ち主で、高い最高到達点と長い滞空時間は空中で姿勢を変えられるほどで、丞成高校との試合ではレーンアップさえ可能としている。しかし全力でのジャンプは体力と脚を激しく消耗するために多用はできない。また左手でのボールハンドリングが拙いことを緑間に指摘され、矯正を開始。キセキの世代と渡り合うために自分のフィールドである「空中戦」での技術を磨きあげていく。 ウィンターカップ本戦を前に単身渡米し、かつての師であるアレックスに再び師事して「野性」を取り戻す。更にはウィンターカップ本戦第一試合での青峰とのマッチアップで彼と同じ「ゾーン」に入ったうえ、「土壇場で目の前の相手に集中してしまいパスを出せない」という弱点を克服して突破口をこじ開けるなど、強敵とのマッチアップ時に目覚しい成長を遂げていく。
◆相田 リコ(あいだ りこ)
声 - 斎藤千和 / 藤村歩(ラジオドラマ)
身長:156cm 誕生日:2月5日 血液型:A型
学年:2年 生徒会副会長にして男子バスケットボール部監督。
メンバーからは「カントク」と呼ばれる。 実父の経営する「相田スポーツジム」の一人娘。幼い頃からスポーツ選手のデータや肉体に親しんできたため、選手の体格を視認するだけで身体能力や詳細なデータを分析することができる。マネージャーも兼務しており、作戦立案からスケジュール管理、トレーニングメニューの作成などを一手に引き受けている。 伊月と日向と同じ中学出身。高校入学当初、帝光中やそのOBとの圧倒的力量差の前に挫折した選手達に絶望していた。また、同じ理由でバスケを捨てて自らのジムに通わなくなった日向に対して、何処か心苦しく思っている節があった。それゆえ木吉のスカウトを拒否していたが、屋上からの木吉たち、そして心を入れ替えた日向の宣誓を聞いてバスケ部へ加わる。 バストサイズは桃井曰く「ギリギリB」。本人もその小ささを非常に気にしており、巨乳やそれに目が釣られる男を敵視している。 頭脳明晰で、中間テストでは2年生305人中2位。料理が壊滅的に下手であり、のちに火神の指導によって食べられるレベルには進歩するものの、サプリメントなどを同時に盛り付けるため最終的な味が壊滅的なのは変わらない。
◆緑間 真太郎(みどりま しんたろう)
声 - 小野大輔 / 遊佐浩二(ラジオドラマ)
身長/体重:195cm/79kg 誕生日:7月7日 血液型:B型
学年:1年 背番号6(帝光中では7) ポジション:シューティングガード、秀徳高校、
「キセキの世代」No.1シューター。眼鏡をかけた理知的な風貌の青年で、睫毛と語尾に「~なのだよ」とつけるのが特徴。左利きで、バスケをする時以外は左手指に常にテーピングをしている。帝光中時代は副主将を務めていた。 プライドが非常に高く理性的な男だが、裏腹に「人事を尽くして天命を待つ」を座右の銘とする運命論者である。「おは朝」と呼ばれるテレビ番組の占いに傾倒しており、必ずその日のラッキーアイテムを買って常にそばに置くなど徹底した変わり者。裸眼ではライオンの置物と人の区別がつかないほど目が悪い。黒子と性格の相性は悪いものの、身体能力に恵まれないながら帝光のレギュラーであり続けた彼を評価している。他、自分が認めたライバルである火神や黄瀬などにエールやアドバイスを送るなど、素直ではないが義理堅い一面を覗かせることも。また、よく変装して誠凛や「キセキの世代」の試合に足を運ぶが、変装といってもサングラスをかけただけなので、結局高尾や黄瀬にすぐ見つかってしまう。高尾曰く「ツンデレ」。帝光中時代は主将だった赤司とよく将棋で対戦していたが、勝ったことは一度もないらしい。 自陣ゴール下からでもフォームを崩されない限り100%命中する「超長距離(スーパーロングレンジ)3Pシュート」が唯一にして最強の武器。当然ながらそれ以外の力量も高く、オフェンス・ディフェンスともに高水準のプレイヤー。当初は自分だけを信じたスタンドプレーを貫いていたが、黒子と火神を中心とした誠凛のチームプレイの前に惜敗。その後、基礎体力の強化により大幅に弾数が増加したことに加え、その3ポイントのプレッシャーとフェイクを活かして自分に引き付けてから仲間にパスを回すなど、勝利とリベンジに対する執念からチームプレイを行うようになる。また、WC予選における誠凛との試合から、試合中の苦境においても笑顔を見せるようになり、WCの準決勝で洛山の実渕に自分を除くチームメイトが足手まといであると揶揄された際には怒りを顕わにし、それを否定した。 高尾とはチームメイトとなってからは、良く共に行動しており、彼の発言に悪態突いたり、マイペースぶりに振り回される事があるものの、嫌っている様子はない。 WCの準決勝で赤司と対戦する。前述の因縁によりやや感情的になり厳しすぎるほど警戒しつつ挑んだが、赤司征十郎の「天帝の眼」の前にしてアンクル・ブレイクをかけられ、一度は屈してしまう。しかしチームメイトの叱咤激励によって再び立ち上がり、高尾からのパスを空中で受けての3Pという驚異の新技を見せ、赤司を一時封じるも緑間へのパスは出せる方向は限られているという弱点を突かれしまい、赤司に敗北。試合後には悔しさのあまり涙を流していた。 桃井の黒子へのバレバレのアプローチに全く気づかないなど、恋愛事に対してはかなり鈍感。年上がタイプらしい。 高尾 和成(たかお かずなり)
◆青峰 大輝(あおみね だいき)
声 - 諏訪部順一
身長/体重:192cm/85kg 誕生日:8月31日 血液型:B型
学年:1年 背番号5(帝光中では6) ポジション:パワーフォワード、桐皇学園高校、
「キセキの世代」のエース。色黒の恵まれた体格の持ち主。帝光中学時代の黒子の相棒で、未だに彼のことを愛称の「テツ」で呼ぶ。 非常に傲慢な自信家で、「オレに勝てるのはオレだけ」と豪語する。それらは確たる実力に裏打ちされたもので、チーム内の誰も寄せ付けない圧倒的な得点数を記録しながら練習を一切せず、惰性でバスケットボールをやっている節があり、試合を無断でサボることも珍しくない。たとえ年長の先輩に対してだろうと敬う態度を見せることはなく、気に入らないことがあれば暴力に訴えることもある(「腹黒メガネ」などの辛辣な言葉を言いつつも、桐皇に来る切っ掛けをくれた今吉に対しては従順な姿勢を見せる)。 黒子のかつての光であるためか現在の光としてプレーしている火神を意識し、「お前の光は淡すぎる」と彼の実力に辛辣な評価を下した。だがWC本戦第一試合で自分と互角の勝負を演じた火神に対しては「最高だ」と評価を改め、彼らに惜敗した後はわずかながらバスケへの情熱を取り戻す。敗戦の翌日にシュートを教えて欲しいと申し出てきた黒子に対し、戸惑いながらもそれを受諾し練習に付き合うと、「負けんなよ」と激励の言葉を送った。 幼い頃からバスケに接してきた生粋のプレイヤーで、幼馴染の桃井から「バスケバカ」と呼ばれていたほど。特に中学時代に黒子に説いた「チームに不要な奴なんていない」という考えは現在の黒子に強い影響を与えていた。しかし元から突出したプレイヤーだったが次第にその才能の凄まじさが周囲との実力差を産んでしまい練習を忌避するようになり、黒子の説得を受けて一度は全力でプレーするものの、相手校がやる気を失っていることに気づいてしまい絶望する。以降、「オレに勝てるのはオレだけ」という信条に行き付き、自分と対等以上に戦える強者を探しながらも見つけることができない鬱屈した日々を送っていた。 IH決勝リーグ初戦において、第2Q終了間際から参戦。練習をしていないのにも関わらず火神をはじめとした誠凛メンバーを圧倒し、黒子のパスも完全に封じ込んでダブルスコアでの圧勝を記録する。楽しめることはなかったものの、最後まで諦めるのことのなかった黒子を馬鹿にした先輩に対して激昂を露わにするなどの一面を見せた。IH準々決勝では自分の動きを模倣した黄瀬との接戦を演じ辛勝、しかしその試合で肘を痛めたため、海常戦がIHにおける青峰の最後の試合となった。WC本戦第一試合では、死力を尽くしてぶつかってくる誠凛の新技を全て封じ込むものの、最終盤での火神との競り合いに敗北し、一点差で惜敗した。 天性の敏捷性と、ストバス仕込みの類まれなるボールハンドリング、ドリブルしながらでも全速力の火神を寄せ付けないスピード、一瞬での連続フェイクを入れたり相手のフェイクを完全に見切る反射神経、どんなフォームであろうとディフェンスをかいくぐりシュートを決める技術など、プレイヤーに望まれる多くのものを体得しているバスケットボール選手として究極の域にある天才。更に理想とされるフォームとかけ離れた「型のないバスケスタイル」は誰であろうと予測することができないため、「DF不可能の点取り屋(アンストッパブルスコアラー)」と呼ばれている。火神と同種のプレイヤーと称される通り彼の持つものと同じ「野生」、更に自分の意思で「ゾーン」に入れるなど、圧倒的な存在として描かれている。 学業成績は壊滅的で、赤点をとる科目もあり、WC直前に学校から課題を課されることもあった(本人はやろうとせず、他のレギュラーメンバーが代行した)
◆桃井 さつき(ももい さつき)
声 - 折笠富美子
身長:161cm 誕生日:5月4日 血液型:A型
学年:1年
帝光中時代からマネージャーを務める「キセキの世代」と同期の女生徒。黒子に一途な好意を寄せる、自称「テツ君の彼女」。 容姿端麗でバスト91cmのFカップの持ち主。人懐っこく賑やかな性格で、選手でないためか帝光時代の理念には染まっておらず、現在のキセキの世代に対しての考え方は黒子と近いものを持っている。青峰とは幼馴染で家族のように接しており、彼のことを放っておけなかったために桐皇へ進学した。青峰が敗北によってかつてのように立ち戻ってくることを期待していると同時、敗北がありえないほど強くなっている姿に複雑な感情を抱いている。 情報収集能力と、選手の特性を見極める能力に長けている参謀役としてキセキの世代の躍進に一役買っていた縁の下の力持ち。相手選手の成長傾向まで分析して対抗策を練るため、相手の策を事前に封殺してしまう。 リコとは同じような立ち位置にいるためか強い対抗意識を持っており、料理が苦手という点も相似している。中学時代の仲間を「テツ君」や「ミドリン」などの独自の愛称で呼ぶが、赤司征十郎の事のみ普通に名前で呼んでいる。因みに火神のことも「かがみん」と呼んでいる。 小説版では主に彼女が視点で物語が進んでいる。
◆黄瀬 涼太(きせ りょうた)
声 - 木村良平 / 大原崇(ラジオドラマ)
身長:189cm/体重:77kg 誕生日:6月18日 血液型:A型
学年:1年 背番号7(帝光中では8) ポジション - スモールフォワード、海常高校、
「キセキの世代」の1人。海常高校バスケ部のエース。自称「黒子っちの親友」。 金髪で、左耳にピアスをしている美男子。チャームポイントは長い睫毛で、道を歩いただけで騒がれるほどモテる。非常に容姿端麗で、スポーツマンのイメージと結びつかないほど都会的な雰囲気を漂わせている。長身と美貌を活かしてファッションモデルとしても活躍しているが誠凛戦での敗戦以降、部活を優先しているため精力的な活動はできていない。認めた相手の名前を「○○っち」とつけて呼ぶのと、語尾に「〜ッス」とつけるのが特徴。 爽やかで社交的な性格の持ち主だが、自分が認めない相手には生意気な態度で接し、平気で他人を見下す発言をすることもある。反面、非常に負けず嫌いで、誠凛や桐皇に敗北した時には涙を流し、よりいっそうの練習に打ち込むようになる。その性格からチームメンバーには先輩であろうと生意気な態度を取っていたが、練習に打ち込む姿を認められ、黄瀬自身もチームメンバーを信頼し絆を深めて行っている。 中学時代は何でも出来てしまうのが悩みで、それゆえに何にも熱くなれない退屈な日々を過ごしていた。しかし2年の春に偶然見かけた青峰の練習風景を見て、彼を「自分では絶対に勝てない凄い奴」と認識し、バスケ部へ入部。瞬く間にレギュラーに昇格しながら、自分以上の天才たちとしのぎを削りあう日々に没入していった。当時のレギュラーであった灰崎とポジション争いをしていたが当時は一度も勝つことができず、彼の退部に際して繰り上がる形でレギュラーの座に就いている。 最も早く登場した「キセキの世代」で、彼らに負けてからはほとんどの試合を見に来ており、黒子と火神に肩入れするような描写も多い。誠凛と陽泉の試合においてはゾーンにすがろうとして苦境に陥る火神の醜状に対し、冷たい言葉で叱咤して結果的に打開策へ導くなどした。 類まれなる運動神経と身体能力の持ち主で、最も遅くにバスケを始めた身ながら「キセキの世代」に数えられる天才。成長速度と飲み込みの速さによる、他人のプレイを一目見ただけで自分のものにする「模倣(コピー)」。その特性上、自分の能力を上回るプレイはコピーできなかったが、IH準々決勝に青峰とぶつかったとき、彼に憧れることをやめ「できる」と確信したことにより青峰のスタイルそのものを模倣することに成功し、更なる成長の兆しを見せた。 WC準々決勝にて灰崎擁する福田総合と激突し、練習過剰による不調もあっても劣勢を強いられていた。だが完成させたキセキの世代の模倣「完全無欠の模倣(パーフェクトコピー)」を以ってこれを撃破し過去の因縁に決着をつけ、誠凛との準決勝に駒を進める。 準決勝の誠凛戦では、主導権を握るために試合開始早々「完全無欠の模倣」を披露する。しかし、これまでの練習過剰と福田総合戦で痛めた足の影響により、第2Q途中で強制的に交代させられ最終Qに向けて体力を温存することとなった。その後、第4Q終盤で復活し、「完全無欠の模倣」を再使用して怒涛の追い上げを見せ、逆転に成功する。誠凛の策のほぼすべてを破り終始優位に立っていたが惜敗する。
◆紫原 敦(むらさきばら あつし)
声 - 鈴村健一
身長/体重:208cm/99kg 誕生日:10月9日 血液型:O型
学年:1年 背番号9(帝光中では5) ポジション:センター、陽泉高校、
「[[#|]]キセキの世代」のセンター。肩まで伸ばした長髪と並外れた体格が特徴。バスケをしている以外は何かしらお菓子を食べている。 平時は緩い態度を崩さないマイペースな男で、チームメイトらを「〜ちん」と独自の呼称で呼ぶのが特徴。非常に子供っぽい性格で、幼稚な挑発に対してすぐに頭に血が上ってしまったり、歯に衣着せぬ物言いで平気で他人を傷つけることもある。バスケットボールに対しては「好きか嫌いかはよくわからないが、向いているからやっている」と自称するほど天性のバスケセンスの持ち主であり、「でかさと破壊力があるやつが勝つ欠陥競技」と認識している。バスケに情熱を向けている者たちに激しい嫌悪感を露わにする。 誠凛との試合でもDFに徹して、最初は誠凛の攻撃を完全に抑えたが、黒子と木吉の作戦で巻き返されはじめると激昂し、自らOFに参加。その圧倒的なパワーで誠凛を追い詰めるも、最後は連続跳躍によるオーバーペースを起こし、ゴール直前で飛ぶことができず黒子にボールを奪われ敗北を喫する。試合終了後は木吉に対して『つまらないからバスケをやめる』と宣言したものの、バスケを愛する者しか入れないゾーンに突入したことや、敗北への悔しさから涙を流していたことなど、無自覚ながら内心にバスケへの情熱を持っていることが描写されている。 極めて恵まれた体格とパワーに異常に長大なウイングスパンと股下の長さ、超人的な反射神経と身のこなし、一歩の瞬発力・長距離のダッシュともにずば抜けたスピードなど、バスケットボールに求められるフィジカルの全てが最高水準に達している、資質の上ではキセキの世代の中でも最強の可能性を示唆されている怪物。普段はモノグサのためゴール下から動かずにディフェンスに徹し、3Pラインの内側全てを一人で守るという異常な守備範囲で速攻封じを務め、そのディフェンス力には青峰も「紫原から点を取るのは俺でも至難のワザ」と評するほど。しかし本来得意とするのはオフェンスであり、相手の言動が逆鱗に触れた試合では一試合で100得点も記録している。また、オフェンスに参加することでバスケ本来のリズムに戻り、ディフェンスまでもが隙ができるどころかより強力になる。その怪物じみたパワーとスピードからなるエネルギー量は桁違いで、全力でのダンク「破壊の鉄鎚(トールハンマー)」はゴールをポストごと叩き折る。
◆氷室 辰也(ひむろ たつや)
声 - 谷山紀章
身長/体重:183cm/70kg 誕生日:10月30日 血液型:A型
学年:2年 背番号12 ポジション:シューティングガード、陽泉高校、
右目の泣きぼくろが特徴の美男子。WCより陽泉に参加する帰国子女。火神をバスケットボールに誘った男で、彼の兄貴分でもある。 物腰柔らかで女子からの人気も高く、優しげな振る舞いをしているが、「頭は冷静(クール)、心は熱く(ホット)」を信条とする熱血漢。火神とジュニアスクール時代に知り合い、兄弟としてペアリングを分け合う仲だが、ジュニアハイの折に氷室が負傷していたことを理由に火神が手加減したことに対して激昂。ペアリングをかけての試合を申し込むが、直後に火神が帰国したため、WC準々決勝において火神との決着を望んでいる。 誠凛との試合では火神と主に対峙し、その持ち前のフェイクと「陽炎のシュート」で互角以上の戦いを見せていたが、ゾーンに入った火神には全く歯が立たず、試合を諦めかけた紫原を叱責した後は自ら火神との対決の敗北を認めて、チームの勝利のために紫原と連携して得点を重ねた。 青峰とは対極の、基本に忠実かつ極限まで洗練されたプレイを体得した超正統派選手であり、「キセキの世代と遜色ない」と呼ばれるほどのプレイヤー。そのスタイルはただのシュートですらあまりに滑らかなため反応できず、普通のフェイクでさえ強力な武器になるほどで、更に相手のブロックをすり抜ける必殺のシュート「陽炎のシュート(ミラージュシュート)」で陽泉のオフェンスを担う。 その実力は「キセキの世代」に限りなく近いが、しかしそれはあくまで凡人の延長線上、秀才でしかなく、「キセキの世代」や火神のような天才とは決して埋められない明確な壁がある。それゆえに天才のみに許されたゾーンにも入ることができない。本人もそれを自覚しており、火神に対する怒りと羨望の一因となっている。
◆赤司 征十郎(あかし せいじゅうろう)
声 - 神谷浩史
身長/体重:173cm/64kg 誕生日:12月20日 血液型:AB型
学年:1年 背番号4 ポジション:ポイントガード、洛山高校、
「キセキの世代」の一人で、帝光中の元主将。長身ぞろいのキセキの世代の中では標準的な身長で、オッドアイが特徴。趣味は将棋を初めとしたボードゲーム全般で、プロ顔負けの指し手でもある。 普段は礼儀正しく物腰の柔らかい少年だが、対面した者が威圧感を覚えるほどの風格も持つ。初対面で赤司の言葉に背いた火神をハサミで突き刺そうとし、「僕に逆らう奴は親でも殺す」と言い放つなど、自分の意に背く者に対しては容赦のない一面も見せる。ストイックに自らを鍛え上げる姿勢の持ち主だが、それは、勝利に餓えているのではなく「勝利は生きていく上であって当然の基礎代謝のようなもの」という哲学に基いてのこと。 非常に広い視野と優れた判断力に加え鋭敏な反射神経を持ち、ゲームメイクに秀でている優秀なポイントガードだが、他のキセキの世代と違って普段から圧倒的な能力を見せつけているわけではない。「天帝の眼(エンペラーアイ)」と称される視力によって相手の動作を完全に先読みし、重心さえ視認し相対したプレイヤーに立っていることすら許さない、1on1において絶対的なアドバンテージを持つ。緑間との対戦時には「例えキセキの世代でも僕に逆らうことなどできはしない」と言い放っている。現状唯一弱点といえるものはその身長の低さで、高く構えられたボールに対してブロックの手段がない。もっとも、大抵の場合ボールを掲げようとしたり高所へパスしようとしたりする過程でカットすることで補うことができてしまっている。 中学時代から一人称とキセキの世代への他人称が変化しているほか、虹彩の色が左目だけ橙になり赤とオッドアイになっているなど、キセキの世代のなかでは最も大きい外見上の変化が起こっている。他者の才能を見出すことに非常に優れており、三軍時代の黒子の才能を一目で見抜き、帝光のシックスマンになるきっかけを作った。日本有数の財閥の御曹司であり、跡継ぎとなるべく様々な教育を叩きこまれている。
◆灰崎 祥吾(はいざき しょうご)
身長/体重:188cm/78kg 学年:1年
背番号6 ポジション:スモールフォワード、福田総合高校、
帝光中学校で、黄瀬の先代にあたる背番号8の選手。黄瀬以外の『キセキの世代』と肩を並べていた二年生レギュラーだったが、「暴力沙汰が絶えない」という理由で赤司に退部を言い渡されている。 「他人が大事にしているものを奪う」ことに快感を覚える問題児で、非常に素行が悪い不良でもある。また自分の感情を制御できない性分の持ち主で、試合内外での暴力行為も厭わない。バスケそのものに情熱はなく、キセキの世代達からも苦手意識を持たれていた。「自分がいなくなった後に騒がれだしたキセキの世代の名前が欲しい」という理由からバスケに復帰し、とりわけ自分の退部によってレギュラーの座に落ち着いた黄瀬に対してくってかかるような態度を取る。実力は本物で、ブランクを感じさせないプレイによってチーム内では主将をはじめとした仲間を「ザコ共」と呼び、顎でつかうような態度さえ許されている。 持ち前の相手の技術を『奪う』能力によって海常を一時は追い詰めるが、全力を出した黄瀬に惨敗。試合外での報復を試みるも寸前で青峰に力ずくで阻止された。中学時代に退部を言い渡された本当の理由は暴力行為ではなく、いずれ黄瀬に追い抜かれることと、そうすればバスケ部を辞めるであろうことを赤司に看破されていたためである。
【 キセキの世代 】とは…、
帝光中学校の歴史の中でも「最強」と呼ばれ、無敗を誇った黄金世代。その中でも 黄瀬涼太、緑間真太郎、青峰大輝、紫原敦、赤司征十郎の5人の選手を総じてそう呼ぶ。彼らは一人一人が10年に1人の天才でありながらもそれぞれがオンリーワンの才能を秘めており、そのセンスは他のプレイヤーを歯牙にもかけなかった。 また、5人の同世代に黒子テツヤが「6人目(シックスマン)」としてレギュラー入りしていた。ただし、本人曰く先の5人は本物の天才であり、自分とは到底異なる存在であるとのこと。 帝光バスケ部の理念である絶対勝利主義を肯定し、各々がチームとはまるで呼べぬ圧倒的個人技を駆使したバスケをしていた。元々は他の選手より少しだけバスケが上手い選手達ではあったが、ある日を境に才能が目覚めていったという。当時は一人一試合に20点のノルマが課せられていた(ただし黒子は役割上免除されている)。 5人はそれぞれ別の強豪校に進学しており、黒子によればその中のどれかが頂点に立つという。彼らを獲得した高校は、それだけで全国上位の力を手にすることと同義であるとされ、全国大会の優勝争いの一角を担うことが確実視されることになる。
★ 「キセキの世代」幻の6人目(シックスマン)★
黒子テツヤの異名。帝光中で6人目としてパス回しやスティールに特化することでチームを勝利に導いた。徹底して影に徹したスタイルをとっており、目立つことがなかったため、その存在は、噂程度にしか知られていない。
〔 無冠の五将 〕
かつて「キセキの世代」が帝光中学校で無敵を誇った時代に、彼らと渡り合った選手5人を指す。天才と呼ばれるほどの確かな実力を持ちながらも、「キセキの世代」のあまりに突出した才能の前に霞んでしまったため、そう呼ばれている。「キセキの世代」の1学年上に当たり、メンバーは「鉄心・木吉鉄平」「悪童・花宮真」「根武谷永吉」「実渕玲央」「葉山小太郎」の5人である。
〔 三大王者(さんだいおうじゃ)〕
東京都内の3校の強豪校。東京ではIHに3校出場できるが、その3校が10年間程独占していて、4位以下を全く寄せ付けぬ圧倒的な実力を持ち、常に都内で1 - 3位を争う。 その3校とは、東の王者・秀徳、北の王者・正邦、西の王者・泉真館である。また、秀徳は全国ベスト8に入る実力があるので、3校ともの実力も窺える。