wjk_anima さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
京ぁにぃ~ ☆ 最高傑作 ☆夏から秋へ季節は移ろぃ…心もまた然り, 是誠っ風流なり!
古典部員の設定・性格は、シャーロック・ホームズシリーズにおけるホームズを奉太郎、依頼人をえる、ワトスンを里志、レストレードを摩耶花と当てはめて作られた。
やはり,ミステリ明日な小説ゆえ、真夏な季節に一気視して頂きたい訳デス!でも、秋も良ぃかも…
レビューは他の方をご参考に…当方は,数字の通りで、大の ぉ気に入りなのデス!!
この作品の良さは「 考えず、ただ感じるままに… 」味わって頂けましたら,誠っ幸ぃでぁりま~す!
【 概要 】
『〈古典部〉シリーズ』(こてんぶシリーズ)は、米澤穂信の推理小説のシリーズ。角川書店より2001年10月から刊行されている。★ジャンルとして, 日常の謎、青春ミステリー, ★
文化系部活動が活発なことで有名な進学校・神山高校で「古典部」という廃部寸前の部活に入部した男女4人が、学校生活に隠された謎に挑む、「日常の謎」に分類されるシリーズ。基本的に、主人公であり探偵役でもある折木奉太郎の一人称で語られる。
ライトノベルの新人賞である角川学園小説大賞のヤングミステリー&ホラー部門で奨励賞を受賞し、角川スニーカー文庫のサブレーベルである<スニーカー・ミステリ倶楽部>から刊行された著者のデビュー作『氷菓』から連なるシリーズ(『氷菓』は第1回配本)。2作目『愚者のエンドロール』も同レーベルで刊行されたものの、<スニーカー・ミステリ倶楽部>の企画が頓挫し、続編が出せない状態となった。しかしその後、米澤が別の出版社で発表した『さよなら妖精』が高い評価を受けたため、2005年にシリーズ3作目『クドリャフカの順番』が角川書店から単行本(四六判)で刊行され、同時に『氷菓』と『愚者のエンドロール』も角川文庫から新装丁で刊行された。以降、シリーズ作品はまず単行本で刊行され、後に文庫化されている(詳しくは既刊参照)。
シリーズの舞台である神山市は、「中部地方にあると推定される緑豊かな地方都市」とされている。アニメ版の舞台のロケハンは、主に作者の出身地である岐阜県高山市で行われた。十六銀行は、ファンの「聖地巡礼」による高山市内への観光客を年間15万人と想定し、岐阜県内への経済効果は21億円と算出した。2013年2月1日には、アニメのモデルとなった場所を案内する高山市公式ガイドマップが1万枚制作され、市役所や市内の観光案内所等で配布されている。
シリーズは奉太郎が高校を卒業するまで続く予定。
《 テレビアニメ 》
『氷菓』(ひょうか)のタイトルで、2012年4月から9月まで独立局他にて放送された。テレビシリーズ22話とOVA1話の全23話構成。
制作を京都アニメーションが手掛け、2003年の『フルメタル・パニック? ふもっふ』および2005年の『フルメタル・パニック! The Second Raid』と同じく、武本康弘が監督、賀東招二がシリーズ構成を担当している。
本作はシリーズを時系列順に構成し、その中で大筋においては原作を踏襲している。最も大きな変更点は時代設定で、原作の2000年から放送年と同じ2012年に変更されている。それに伴い「33年前の真実」が「45年前の真実」となり、関係者の年齢もそれに合わせて変更されている。その他、古典部の部室や登場人物の年齢など、原作から変更されている部分も一部存在する。
放送開始時にはネット上で作画の美しさを評価する声が多く寄せられていた。またBIGLOBEが運営するアニメ総合ポータルサイト「アニメワン」で発表された「2012年春季放送アニメ 人気ランキング」で1位を獲得している。
★《 製作☆スタッフ 》★
●原作・構成協力 - 米澤穂信(角川文庫刊『〈古典部〉シリーズ』から・少年エース連載)
●監督 - 武本康弘
●シリーズ構成 - 賀東招二
●キャラクター原案・デザイン・総作画監督 - 西屋太志
●色彩設計 - 石田奈央美
●設定 - 唐田洋
●美術監督 - 奥出修平
●撮影監督 - 中上竜太
●編集 - 重村建吾
●音響監督 - 鶴岡陽太
●音楽 - 田中公平
●音楽制作 - ランティス
●エグゼクティブプロデューサー - 安田猛
●プロデューサー - 伊藤敦、八田英明
●アニメーションプロデューサー - 瀬波里梨
●アニメーション制作 - 京都アニメーション
●製作 - 神山高校古典部OB会
★ 【 声の出演 】 ★
◆古典部と彼らを取り巻く人物
折木 奉太郎(神山高校1年B組・古典部員) - 中村悠一
千反田 える(神山高校1年A組・古典部部長) - 佐藤聡美
福部 里志(神山高校1年D組・古典部員・総務部員) - 阪口大助
伊原 摩耶花(神山高校1年・古典部員・漫画研究会所属) - 茅野愛衣
折木 供恵(奉太郎の姉・古典部OG) - 雪野五月
遠垣内 将司(神山高校3年E組・壁新聞部部長) - 置鮎龍太郎
入須 冬実(神山高校2年F組) - ゆかな
十文字 かほ(神山高校1年D組・占い研究会部長・「荒楠神社」の娘) - 早見沙織
沢木口 美崎(神山高校2年F組・天文部・自主製作映画広報班) - 伊瀬茉莉也
◆氷菓編(第1〜5話)
糸魚川 養子(神山高校図書室司書) - 小山茉美
◆遠まわりする雛編(第6・7話)
尾道(神山高校数学教師) - 山崎たくみ(第6話)
善名 梨絵(民宿「青山荘」の娘・摩耶花の従妹の小学6年生) - 豊崎愛生(第7話)
善名 嘉代(梨絵の妹・小学4年生) - 小倉唯(〃)
◆愚者のエンドロール編(第8〜11話)
江波 倉子(神山高校2年F組・本郷真由(自主製作映画脚本)の友人) - 悠木碧
中城 順哉(神山高校2年F組・自主製作映画助監督) - 近藤孝行
羽場 智博(神山高校2年F組・自主製作映画小道具係) - 阿部敦
海藤 武雄(神山高校2年B組・自主製作映画出演者) - 小西克幸
杉村 二郎(〃) - 入野自由
山西 みどり(〃) - 小清水亜美
瀬之上 真美子(〃) - 広橋涼
勝田 竹男(〃) - 泰勇気
鴻巣 友里(〃) - 茅原実里
山内(里志のクラスメイト) - 寺島拓篤
◆クドリャフカの順番編(第12〜17話)
田名辺 治朗(神山高校2年・総務委員会委員長) - 福山潤
陸山 宗芳(神山高校2年・生徒会長) - 森川智之
河内 亜也子(神山高校2年・漫画研究会) - 浅野真澄
湯浅 尚子(神山高校2年・漫画研究会部長) - 進藤尚美
谷 惟之(神山高校1年D組) - 川原慶久
パンク風の男性(被服研部員)- 谷山紀章
園芸部員 - 杉山紀彰
クイズ研究会部長(クイズトライアル司会) - こぶしのぶゆき
クイズ研究会副部長(〃) - 日笠陽子
お料理研究会部長(ワイルド・ファイア解説) - 杉田智和
お料理研究会副部長(ワイルド・ファイア実況) - 平川大輔
製菓研究会員A - 伊藤かな恵
製菓研究会員B - 升望
田山(奇術部部長) - 岸尾だいすけ
吉野 康邦(放送部部長) - 吉野裕行
木村(漫画研究会部員) - 竹達彩奈
辺見(〃) - 寿美菜子
松代(〃) - 悠木碧
森、飯塚(〃) - 三上枝織
有吉(〃) - 北方奈月
小野寺、長井(〃) - 近野明日香
◆遠まわりする雛編(第22話)
吉田 武蔵(男衆のまとめ役) - 永井一郎
小成(男衆の一人) - 諏訪部順一
花井(〃) - 石塚運昇
中竹(〃) - 二又一成
谷本 シゲ(〃) - 千葉繁
園(〃) - 田中正彦
吹屋(〃) - 西村知道
{netabare}
★ 《 登場人物 》 ★
登場人物の学年は、特記ない限り奉太郎たちが1年生の時点のもの。
【 古典部 】
古典部員の設定・性格は、シャーロック・ホームズシリーズにおけるホームズを奉太郎、依頼人をえる、ワトスンを里志、レストレードを摩耶花と当てはめて作られた。
◆折木 奉太郎(おれき ほうたろう)
シリーズの主人公。神山高校の男子生徒。1年B組→2年A組所属。鏑矢中学校出身。
「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手短に」をモットーとする省エネ主義者。その性格ゆえ、校内の部活動にも特に興味を示さなかったが、姉からの勧め(脅迫)をきっかけに廃部寸前だった古典部に入部する。そこで出会った千反田えるに推理力を見込まれ、しばしば成り行きで探偵役を務めることになる。積極的に行動して解決することはなく、その場の状況と手がかりから脳内で推理を組み立て解決していくスタイルであり、考え込む際には前髪をいじる。幾つかの「事件」を解決したことで周囲から賞賛を得るも、本人はそれがただの運、あるいは閃きによるものにすぎないとしている。心中でしばし「さいですか」とぼやく癖がある。
自身の省エネ主義ゆえに人間関係は基本的に淡白で、人づきあいが悪いわけではないが良いわけでもないが、性根は優しいと千反田えるからは評されている。親友の福部里志ともお互いの家に遊びに行く仲ではなく、とりとめのない会話を学校・下校中にする程度であった。しかし千反田えるに振り回されるように事件を解決していく中、高1の春休みの生きびな祭での事件にて、えるへの好意を自覚した。
学業成績は平均点レベルで、雑学などの教養はやや乏しく、時に勘違いした発言や行動をすることがある。部室ではおとなしく読書していることが多い。
父親・姉と同居しているが、作中で母親の存在は描かれていない。
◆千反田 える(ちたんだ える)
シリーズのメインヒロイン。神山高校の女子生徒。1年A組→2年H組所属。33年前の古典部部長であり、10年前マレーシアに渡航後、7年前にインドのベンガル地方で消息を絶った伯父・関谷 純(せきたに じゅん)との古典部に纏わる過去を思い出したいという「一身上の都合」により古典部へ入部し、部長も務める。「豪農」千反田家の一人娘であり、地元の「生き雛祭り」の生き雛も務める。印地中学校出身。
お嬢様らしい整った清楚な容姿と、それにそぐわない活発な瞳を併せ持つ。普段は穏やかな物腰で言葉遣いも丁寧だが、ひとたび日常の中の些細な違和感や興味を引かれることを見つけると、大きな瞳を輝かせて好奇心の権化と化す。口癖は「わたし、気になります」。好奇心の強さゆえに、奉太郎ら周囲にいる人間を巻き込むことも多いが、他人の感情に土足で踏み込むようなことはせず、ある程度の節度はわきまえている。
成績優秀で料理も上手。嗅覚、視覚など五感に優れ、記憶力もよく人の名前を覚えるのが得意だが、やや鈍感な所があり、奉太郎達が何かに気付いた時でも一人察しないことがある。本人は無自覚だがパーソナルスペースが狭い。また、結論を先走って途中の説明を飛ばしてしまう癖がある。
◆福部 里志(ふくべ さとし)
神山高校1年D組の男子生徒。奉太郎の親友で、彼につられて古典部に入部する。手芸部を兼部し、総務委員会にも所属している。鏑矢中学校出身。
一般男子としては背は低めで、遠くから見れば女性にも見まごう外見だが、サイクリングが趣味で脚力はかなり鍛えられている。笑ったような表情をいつも崩さない。雑学に長け、現代史から推理小説まで広範な知識を持つことから、自ら「データベース」と自認するが、自分から推論を組み立てるようなことはほとんどせず、「データベースは結論を出せない」が口癖。他にも「ジョークは即興に限る、禍根を残せば嘘になる」の持論をモットーとしている。また、学業には興味がないため、成績は振るわない。いつも巾着袋を持ち歩いており、その中身は様々。
中学時代は極度の負けず嫌いであり、勝つためには手段を選ばない性格だったが、現在は物事にこだわらず「薔薇色の人生」を謳歌することに努めており、奉太郎にその変化を驚かれている。
摩耶花から求愛を受け続けるも、一貫してはぐらかし続けていたが、1年の春休み頃から付き合うことになった。
2年進級後は総務委員会副委員長に就任している。また、妹が神山高校に進学している。折木によれば妹も変わり者だとのこと。
◆伊原 摩耶花(いばら まやか)
神山高校1年の女子生徒。2年進級後は2年C組に所属。漫画研究会と図書委員会に所属していたが、里志の後を追って古典部にも入部。2年進級後に漫画研究会を退部した。鏑矢中学校出身。
背が低く童顔であり、外見の印象は小学生の時とほとんど変わらない。その容姿に似合わず性格は苛烈で、七色の毒舌を持ち、何事にも妥協を許さず他人のミスにも容赦ない。一方で、自らの失敗にも厳しいため、奉太郎によれば「アクは強いが根はいいやつ」。その勤勉な性格から、えるほどではないが学業成績は良い。
奉太郎とは小・中学校の9年間同じクラスだった腐れ縁の仲だが、中学時代のある事件を理由に、接する態度はかなり冷たかったが、古典部でのいくつかの事件を通じて折木に対する認識を徐々に改めていき、高2の頃に中学での事件の真相を知り、折木に謝罪した。いつからかは不明だが、里志に想いを寄せアタックを繰り返し、高2のころから付き合うようになった。奉太郎を「折木」、えるを「ちーちゃん」、里志を「ふくちゃん」と呼ぶ。
【 古典部を取り巻く人物 】
※主に複数回登場した人物のみ記載。
◆折木 供恵(おれき ともえ)
奉太郎の姉。神山高校古典部OGで、奉太郎が古典部に入るきっかけを作った。傍若無人な性格であり、奉太郎は頭が上がらない。
世界中を旅して回る大学生で、シリーズ開始当初は中東・東欧各地を歴訪中だったが、エアメールや電話等で登場し、しばしば物語において重要な役割を果たす。3作目『クドリャフカの順番』の時点では日本に帰国しており、神山高校の文化祭にも訪れている。
アニメ版では『愚者のエンドロール』と『クドリャフカの順番』の間に挿入されたオリジナルエピソード『持つべきものは』で帰国したが、登場シーンでは顔が映らないような演出がされている。
◆遠垣内 将司(とおがいと まさし)
神山高校3年E組の男子生徒。壁新聞部部長(のちに引退)。
実家は市内の中等教育に影響力のある家系。遠垣内家は千反田家とも縁があり、えるとは学外でも面識がある。
◆入須 冬実(いりす ふゆみ)
神山高校2年F組の女子生徒。実家は市内で総合病院「恋合病院」を経営する地元の名士。千反田家とは家ぐるみの付き合いがある。
冷厳な雰囲気と威厳を持つ美人で、頭の回転が早く、高い人心掌握能力とリーダーシップを持つことから、生徒間では「女帝」と渾名される。
◆沢木口 美崎(さわきぐち みさき)
神山高校2年F組の女子生徒。天文部所属。名前のみの初出は『氷菓』でシリーズには毎回何らかの形でカメオ出演的に登場している。
天文部所属。明朗快活でエキセントリックな変わり者。シニヨンが特徴的で頭陀袋を愛用している。
◆十文字 かほ(じゅうもんじ かほ)
神山高校1年D組の女子生徒。占い研究会のたった一人の部員にして部長。実家は神山市内にある「荒楠(あれくす)神社」の名門宮司。
碩学で「図書館の新しいヌシ」と里志が評すほど図書館が大好き。さらさらとした髪とフレームの小さいメガネが特徴の大人びた少女。縁あって千反田家とは付き合いがあり、千反田えるとは互いに「える」「かほさん」と呼び合う親しい間柄。里志との仲は普通で、里志には苦手意識を持たれている。
★ 【 設定☆用語 】 ★
◆古典部(こてんぶ)
奉太郎たちの所属する、神山高校にある文化系の部活。部室は特別棟4階の地学講義室(アニメ版では地学準備室)で、同校の最辺境と言われる場所。奉太郎たちの入部以前は、地学講義室の真下にある3階の生物講義室が部室だった(現在は壁新聞部の部室)。
同校では伝統ある部らしいが、奉太郎たちが入部するまでは3年連続で入部者ゼロの状態であり、廃部寸前となっていた。奉太郎曰く、一体何のためにあるのかよくわからない部活。今のところ、伝統ある文集「氷菓」を文化祭に出すこと以外には、特に決まった活動目的はない。大出(おおいで)という教師が顧問を務めるが、現在のところ名前しか登場していない。
◆神山高校(かみやまこうこう)
神山市内にある、奉太郎たちが通う高校。通称「神高」。生徒数は約1000人程度で、地域では進学校で通っているが、特別力を入れている様子はない。文化系の部活が多く活発であり、毎年秋に開催される文化祭が他校と比較して盛況なのが特色。
◆カンヤ祭(さい)
神山高校で毎年秋に開催される文化祭の俗称。現在は3日間にわたって行われる。古典部の部員や神山高校の一部の教師は、ある事情からこの「カンヤ祭」という名を伝統的に禁句としている。
◆新勧祭(しんかんさい)
神山高校四月中頃の、新入生部活勧誘週間の最後の日の2時間程の狂騒のこと。新勧祭とは「新入生歓迎祭」ではなく「新入生勧誘祭」の略。神山高校は文化系部活が盛んなためにほとんどの部活が部員不足にあえいでおり、勧誘週間の勧誘は壮絶なものとなる。無理強いされて部活に入れられる者も存在するため、「仮入部」と「本入部」の制度が存在し、5月末頃に本入部を提出するか否かで入部が決定される。
◆星ヶ谷杯(ほしがやはい)
神山高校で毎年5月末に行われるマラソン大会。20km程の距離を、学校中の生徒が走る。名前は、長距離トラック種目で日本記録を打ち立てた卒業生にちなんでいるとのこと。公道使用許可の関係により雨天時は中止となるが、記録に残っている限りは中止になったことはない。
◆桁上がりの四名家(けたあがりのよんめいか)
神山市内の旧名家の中でも特に有名な名家。荒楠神社の十文字家、書肆・百日紅家、豪農・千反田家、山持ちの万人橋家がこれにあたる。市内でこれに対抗できるのは病院長・入須家と教育界の重鎮・遠垣内家ぐらいとされる。
なお、この名称は里志が提唱したものである(家名の最初の文字が、順番に十・百・千・万と桁が上がっていくことから)。
★ 《 楽曲 》 ★
【 劇伴 】
本編中にはフォーレ「シシリエンヌ」、バッハ「G線上のアリア」「無伴奏チェロ組曲」、ベートーヴェン「月光」のクラシック曲が使われている。これらは原作者の米澤が作品のイメージの参考曲として挙げたものであり、それを音楽担当の田中公平が編曲して使用された。また、この劇版には伴奏を付け、テンポをはっきりさせてクラシック奏者ではない演奏家に演奏させている。
《 主題歌 》
◆オープニングテーマ
「 優しさの理由 」(第1話 - 第11.5話) ★作詞 - こだまさおり / 作曲・編曲 - 宮崎誠 / 歌 - ChouCho
「 未完成ストライド 」(第13話 - 第22話 ★作詞・歌 - こだまさおり / 作曲・編曲 - 中山真斗
映像では部室でまどろむ奉太郎が幻想の中のガラス越しに自分のいない青春を見つめ、心の波紋を広げる中で、古典部のメンバーに迎えられるシーンが描かれる
第3話、第5話、第9話、第12話、第17話、第21話はオープニングテーマ無し。
◆エンディングテーマ
「 まどろみの約束 」(第2話 - 第11.5話)★作詞 - こだまさおり / 作曲・編曲 - 岡本健介 / 歌 - 千反田える(佐藤聡美)、伊原摩耶花(茅野愛衣)
ED映像のテーマは「 星の王女様 」
「 君にまつわるミステリー 」(第12話 - 第22話)
作詞 - こだまさおり / 作曲・編曲 - 高田暁 / 歌 - 千反田える(佐藤聡美)、伊原摩耶花(茅野愛衣)
ED映像ではえるはホームズ、摩耶花はポアロに扮し、彼女に追われる奉太郎はルパン、里志はモリアーティに扮している。
第1話、第5話、第15話、第17話、第19話はエンディングテーマ無し。
《 挿入歌 》
「 ひとり 」(第12話) ★作詞・作曲 - 村上てつや
「 上を向いて歩こう 」(第12話) ★作詞 - 永六輔 / 作曲 - 中村八大
【 氷菓★各話リスト 】
アイキャッチには二十四節気と暦便覧における文章が挿入されている。
★ 原作 ★
〔第1話〕伝統ある古典部の再生 ★ “ Aパート『氷菓』 Bパート「やるべきことなら手短に」(『遠まわりする雛』収録) ”
〔第2話〕名誉ある古典部の活動 ★ “ 『氷菓』 ” ★
〔第3話〕事情ある古典部の末裔
〔第4話〕栄光ある古典部の昔日
〔第5話〕歴史ある古典部の真実
〔第6話〕大罪を犯す ★ “ 『遠まわりする雛』 ” ★
〔第7話〕正体見たり
〔第8話〕試写会に行こう! ★ “ 『愚者のエンドロール』 ” ★
〔第9話〕古丘廃村殺人事件
〔第10話〕万人の死角
〔第11話〕愚者のエンドロール
〔第11.5話〕持つべきものは 【OVA】 ★ “ アニメオリジナル(プロット:米澤穂信) ” ★
〔第12話〕限りなく積まれた例のあれ ★ “ 『クドリャフカの順番』 ” ★
〔第13話〕夕べには骸に
〔第14話〕ワイルド・ファイア
〔第15話〕十文字事件
〔第16話〕最後の標的
〔第17話〕クドリャフカの順番
〔第18話〕連峰は晴れているか ★ “ 同名短編(単行本未収録) ” ★
〔第19話〕心あたりのある者は ★ “ 『遠まわりする雛』 ” ★
〔第20話〕あきましておめでとう
〔第21話〕手作りチョコレート事件
〔第22話〕遠まわりする雛
〔第11.5話〕 持つべきものは 【OVA】 TV未放送
姉・供恵に薦められ、バイトで市民プールの監視員を勤める奉太郎。省エネ主義の奉太郎が働くところを見てみようと、里志・える・摩耶花もプールに遊びにやってくるが、直前の自主制作映画の一件もあってか奉太郎はいつも以上に浮かない様子を浮かべていた。そんな中、えるは子連れの女性の耳についていた白いものが無くなっていることに気付き、奉太郎に相談する。それがピアスやイヤリングの類であれば、子供などが踏めば怪我に繋がりかねないものの、女性のことで客に恫喝する夫が傍にいるため、直に訪ねるのは憚れるものがあった。古典部は、自分達でその白いものを見つけようと捜索を開始、その過程の中で奉太郎は事の真相に気付くと同時に本調子を取り戻していく。
★【 Web ラジオ 】★
『古典部の屈託』のタイトルで2012年4月20日(毎週金曜22時更新)から2012年12月21日まで、ランティスネットラジオにて配信された。【全36回】
◆パーソナリティ
●佐藤聡美(千反田える 役)
●阪口大助(福部里志 役)
◆ゲスト
●中村悠一(折木奉太郎 役) - 第19回、第20回
●茅野愛衣(伊原摩耶花 役) - 第19回、第20回
●ゆかな(入須冬実 役) - 第29回、第30回
●米澤穂信(原作者) - 第36回
◆番組の流れ
●オープニング:配信日の45年前に何があったのか?を紹介する形で番組は始まる。紹介されるのは、国内外問わず、歴史的な事件や快挙、事実など幅広い。
●前半:アニメ最新話を振り返ったり、番組に届いたメールを紹介したりする、フリートークタイム。
●楽曲紹介:テレビアニメ『氷菓』や『古典部の屈託』の主題歌を1曲1コーラス流される。
●後半:「コーナー」のいずれかが展開される。
●エンディング:エンディングテーマとともにお知らせが読み上げられる。
★コーナー
「 わたし、気になります! 」
えるが興味を持ちそうな情報をリスナーの皆さんから広く募集。彼女に「わたし、気になります!」と言わせてみよう、というコーナー。
える役を演じる佐藤が興味を持つことが多いが、情報によっては阪口が解決することがある。
「 視聴者の屈託 」
古典部部員のように、人間生きていればいろんな「屈託」があるはず。リスナーの皆さんがどんなことに「屈託」を感じているか報告してもらうコーナー。
「 福部里志のデータベース 」
どうでも良いような雑学に詳しい里志を唸らせるような、「なるほど!」という知識をリスナーの皆さんから教えてもらうコーナー。
番組内で終始博識を発揮する阪口が知っていると、データベースに入らないことが多い(第10回では台本に「そう簡単にデータベースには入れないよ」と書かれていた)。
「 わたし、気に入ります! 」
リスナーのお気に入りのことを紹介してもらい、「気に入ること」「好きになること」で趣味や趣向の幅を広げようというコーナー。
元々はアニメの収録現場の雑談で、監督やスタッフから「そういうコーナーやったら?」と薦められ持ち込んだところ、第8回で正式にコーナー化された(阪口曰く、「あっさり採用された」)。
★テーマソング
第1回から第6回までは、テーマソングの代わりに、テレビアニメに挿入されているクラシックな音楽(BGM)が流れた。その後、第7回でオープニングテーマ「アップデイトご一緒に」、第8回でエンディングテーマ「いつか僕らのエピローグ」がそれぞれ追加され、パーソナリティ曰く、「いよいよラジオが完成しました」「完成形です」(第8回-2012年6月8日更新分-より)。
◆オープニングテーマ「 アップデイトご一緒に 」(第7回 - )
作詞 - こだまさおり / 作曲・編曲 - 山田高弘 / 歌 - 千反田える(佐藤聡美)、福部里志(阪口大助)
◆エンディングテーマ「 いつか僕らのエピローグ 」(第8回 - )
作詞 - こだまさおり / 作曲 - 江並哲志 / 編曲 - 佐々木裕 / 歌 - 千反田える(佐藤聡美)、福部里志(阪口大助){/netabare}