かおーん さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
よくある老舗旅館モノに、若干めずらしい設定
浅草ふくまる旅館、鬼の棲家、私を旅館に連れてって、どんと晴れ、、、
もうお約束過ぎて歌舞伎の演目になってそうなくらい出尽くされたネタ。そんな旅館モノのアニメ。
一風変わっているのは、登場人物がみんないい人であること。良くある「意地悪な仲井頭」、怖すぎる「女将」みたいな設定がないです。ホントにみんないい人。
なので、イジメられて泣く回、女将に叱られて家出する回、みたいなお約束回がありません。
オハナ視点で物語が進みますが、見る人によっては応援したいキャラが変わるような作りになってます。
視聴者の年齢、性格、その時の背景などによって応援したくなる人が、女子高生4人、仲井頭、母親だったり女将だったり。板前だったりするはずです。
それがビシっとハマれば名作、誰にも当たらねーし共感できねーだったら駄作。
一番魅力がないのが、主人公緒花の彼氏、こーちゃんでしょうか。彼の魅力がまったく描かれていないので緒花にもこうちゃんにも共感できず、結果後半だれます。
「書」がいちいち良いですね。女将のいる部屋にある「笑」の字。
「喜翆荘」の看板の篆書。誰が書いたのか気になります。
旅館もののドラマや映画、小説などを今まで見たことないって人には新鮮でよい作品だと思います。