じょー さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
マクロスシリーズの集大成
歌と三角関係がメインでありながら、きっちりヴァルキリーの戦闘場面も描かれていてマクロスらしい楽しい作品です。板野サーカスの流れをくむ戦闘シーンでのミサイル弾道のわくわく感はまさにマクロスでした。
空中キャッチ、マグロ、娘娘、無人機、ノーム家、私の歌を聴け、今までのすべてのシリーズのセルフオマージュが含まれており、これを探すのも楽しみ方の一つです。マクロスシリーズが好きな方には楽しいかと思います。特に17話はマクロス7のファイアーボンバーの曲をBGMに、初代マクロスの死亡フラグ、パインサラダをオマージュしつつ、これでもかという死亡フラグをバキバキに折るという痛快な回でした。
信じられない様なハイクォリティの作画があるかと思えば、顔がゆがむくらいの最低の作画があるのも、悪い意味での初代マクロスのセルフオマージュでしょうか?作画のぶれがちょっと残念でした。
一番の印象に残るのは、やはり20話。10話近くまともに歌ってなかったシェリル復活から、ミッシェーーールまでの真空のダイアモンドクレバスに乗っての流れは、涙涙、、
12話ランカちゃんのキラッ☆には悩殺されました。そしてラストのグローバルを背景に、”いまあなたの声が聞こえる~”は古きマクロスファンにとっては、鳥肌が立つシーンでした。
5話のサンフランシスコの町歩きでのWhat Bout My star? 7話本格的バトルシーンでのインフィニティ、22話で復活する上げるノーザンクロス。エンディングへのつながりや挿入歌の使い方も非常に上手くて、管野ようこ氏のセンスが光ります。
最終話近辺で少し急いだ感じがあったのと、人間関係の点でエンドに不満が残りましたが、いい作品だとおもいます。