セメント さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
あんまりうまくないですね!
思えば2008年12月下旬、京アニによるこの作品のアニメ化を知った時、私はハルヒの消失祭りの余熱に浸っていて、後に伝説となるアニメにまったく執心がなかった
そのまま放送直前期まで、注目はしこそすれ、取り立てて話題の中心に上ることがないまま日々を過ごしていたわけだが
と・こ・ろ・が、テレビ画面に映ったそれを見た瞬間、私のこれからの人生が根こそぎ変容を遂げていくのが体感できるほどの刺激が全身を駆け巡った
過ぎゆく時間の全てが輝く、バラ色の未来の幕開けである
前口上は置いといて
アニメ放送してから後、色々ありましたね、いやぁ本当に色々と
私の友達数人がこの時とばかりに「バンドやろうぜ」の嵐を被せて来たのを見ては、アニメの影響の甚大性を看過することはできないと実感しました
またけいおん特需の勢いも凄まじかったですね
劇中に出てきた、キャラの使用していた楽器やヘッドホンなどの売れ行きが向上し、品切れまで発生した模様
りっちゃん隊員な私の友達が、早速筆箱やシャーペンを合わせて新調してたのを見て吹いたのも、今や懐かしい
改めて京アニのブランド力と言うものを再確認されられます
今作が初監督作品となる山田尚子女史率いる、けいおん軍団
脚本:「カレスタ」「マリみて」の吉田玲子女史
総作監:「クラナド」「らきすた」の堀口悠紀子女史
他クレジットを見ると女性スタッフが主力陣を担ってるわけですが
画面の随所随所に見られる可愛さ演出も、このスタッフ構成を考えると妙に納得します
私たちが思い描く抽象化された「萌え」ではなく、より現実的なところに感じる「可愛さ」・・・
このアニメの身を包むフレグランス、男性諸君が決して知り得ぬ、砂糖菓子で構築される領域がそれとなく見て伝わり
私を魅了して止まないのである
キャラクターが生き生きとしてます、そのためか、非常に身近に感じるんですよね
二次元と三次元を繋いだ直線距離の最小値に唯たちけいおんキャラがいるような・・・
うんたん♪うんたん♪とか
萌え萌えキュンとか
ドントコイデスとか
キャベツうめぇとか
ヤッテヤルデスとか
キャラ抗争の絶えない爆心地ではありますが、敢えて言おう、かわ唯と
音楽業界にけいおん旋風を巻き起こしたことも語るに外せません
今迄もアニソンがお茶の間に流れることはありましたが
その主題歌、キャラソンまでもが全て週間オリコンチャートトップ10入り
放送当時はこのためにMステで久方ぶりに視聴し、ランキングの時は燥ぎまくってました
もちろんブーム的な影響もあったのでしょうか、単にそれだけでは留まらない
異常なまでのセールスヒットの素因は、天才的センスすら感じるそれらの楽曲にこそあると思います
「Cagayake!GIRLS」「Don't say "lazy"」「ふわふわ時間」「ふでペン ~ボールペン~」「カレーのちライス」
以下をエトセトラでまとめてしまうのが悔やまれますが
好きです、大好きです、もうこれ以外の言葉が必要でしょうか
2009年12月30日「けいおん! ライブイベント 〜レッツゴー!〜」参加させてもらいました
永遠に続くような気がして、あっという間に終わってしまった時間でした
立見席で、声優さんは米粒くらいにしか見えませんでしたが
今でもライブのことを思い出すと、息が苦しくなるほど胸が鼓動を急かします
感無量・・・けいおんは生きがいです・・・
けいおんはいいね、けいおんは心を潤してくれる
かきふらいの生み出した文化の極みだよ