とろろ418 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ハードルは潜るもの?
【視聴前】{netabare}
リトルバスターズの続編。
まず注意点を一つ。
前作のノリを期待してると思わぬボディーブローを食らうことになるのでご注意ください。
今作では、『世界の秘密』が軸となります。
①前作に隠された本当の意味を知りたい
②key作品の真骨頂を味わいたい
そんな方々にオススメです。
「時計の針を止めることはできる。
…でもそれじゃ、本当に誰も救われない」
{/netabare}
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視聴中→{netabare}
【1話感想】
{netabare}
思ってたより飛ばしますね。
原作未プレイの方でも秘密に気づいた方は多そうです。
EDも多分アレですよね。
{netabare}最近良く見かけるやつ。流行りなのかな?{/netabare}
全体的に露骨ではありますが、雰囲気作りとしては良いかもしれませんね。
{netabare}仕掛け考慮するなら、6月20日とフラッシュバックだけで良かった気もする。
恭介と理樹の台詞はまんま答えでしたからね。{/netabare}
{/netabare}
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【3話まで】
{netabare}
演出面が大分良かったと思います。リフレインも期待できそう。
内容については、完走後にハッキリ意味が解るといった類のものですので、
今解らなくても問題ありませんよ。
(これでも原作より解りやすくなってます)
どうしても自分で解き明かしたいという人は、小毬ルートあたりを見直すといいかもしれません。
構造的には美魚ルートがよく似てますね。
特にこの二つ(姐御、美魚)は、完走後もう一度見ることをオススメします。
{/netabare}
(2013.10.20 追記)
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【4話感想】
{netabare}
ちょっと、いや大分強引な流れでした。
もう少し自然に繋げて欲しかったです。
鈴の活躍が少なかったことが大きな要因でしょうね。
『CLANNAD』みたいに常にヒロインを横につけておけば良かったと思います。
(2013.10.27)
※本編とは関係ありませんが、EDの件は私の見当違いでしたね。
{/netabare}
(2013.11.3)
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【6話感想】
ここまでが鈴ルート。
次回からが本当の『~Refrain~』です。
(2013.11.10)
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【8話感想】
{netabare}
単体で見ると結構酷いですね。
3話レベルの演出があればもう少し良かったと思うんですが……。
ランキング戦の延長線上でこそ生きる話なので、そこを削ったのは大きかったと思います。
ランキング戦については番外編見ればなんとなくわかるかと。
{netabare}仲間内でRPGのようなバトルして、強さを決めるという趣向です。
真人、謙吾、恭介が三強という設定。
だから、これらを倒していく流れが自然に生まれる、という訳です。{/netabare}
原作未プレイの方は、あと1話(2話かも?)辛抱することになりそうです。
{/netabare}
(2013.11.24)
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【10話まで】
……というわけでした。
ある意味では、ここまでの主人公は恭介、ここからの主人公が理樹とも言えますね。
詳細(ネタバレ全開です)→{netabare}
key特有のぶっ飛んだ内容ですが、こういうことが起こった世界の物語という前提なので、
突っ込むのはナンセンスかと。
魔法ファンタジーに「魔法なんてありえねー」と言うのと同じですから。
ただ、一つ気になる点が。
虚構世界は恭介一人が作ったものじゃないですよね?
確か……。
修学旅行先でバスが事故って理樹と鈴以外瀕死。
未練を残す人たち(リトバス一同)の想いが結集して、虚構世界が誕生。
この時核となったのが恭介だったので、この世界においての神なる能力を得た。
二人に過酷な現実に耐え抜く力をつけるというのが恭介の意志だったため、
結果的に世界がループすることに。
そのお陰で理樹が強くなり、それぞれの想いの解消に繋がる。
想いを解消したメンバーが次々と消えることで虚構世界の構成する力が弱まっていく。
世界の維持が困難になってきたこともあり、恭介が強行手段に出る。
結果、失敗し鈴の状態が悪化。
恭介も自責の念で心が折れ、自分の世界に閉じ籠ってしまった。
そんな中、思いの外強くなっていた理樹が自分の力で残った仲間を集め、恭介の前へと姿を現す。
本来の意味でのこの世界の終わりを悟った恭介は現実世界に舞い戻り、とある時間稼ぎを始めた。
こんな感じだったと思うのですが、私の記憶が間違っているのでしょうか?
他のkey作品と違って解釈の差は出にくい作品ですし……さてはて。
{/netabare}
(2013.12.8)
{/netabare}
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【視聴後】
とありえず上記の文章を読んで1ミリ単位でも期待した方に謝罪を申し上げます。(いないとは思いますが一応)
もう少し見られる作品になると思ってたのですが……。
まとめ(長文かつ駄文です)→{netabare}
まずは原作(ゲーム)について触れておきます。
物語を起承転結に分けるなら、世界構築→ループ→種明かし→状況打開、となるでしょうか。
私が評価しているのは起と転で、逆に評価していないのが、承と結です。
後述するアニメ評価のために、ここでは後者(承と結)について記述します。
①承
キャラごとのサブエピソードの詰め合わせですが、単純に物語として弱いです。
本筋路線で一本芯が通っていれば、また違った評価になったかもしれませんね。
②結
起の方は設定なので問題ないですが、こちらは……。
『CLANNAD』のように世界設定の上にある奇跡じゃないので、ご都合主義と言われても仕方がないです。
ここからアニメについてです。
まずは原作との比較。起と転はほぼ同じなので割愛します。
①承
内容としてはここも変わらないのですが、何だかんだ言っても原作はゲームです。
野球やランキング戦など密度を濃くするゲーム要素があるから上手く成り立っていると言っても過言じゃない。
そこがない時点で、原作と同じでは駄目だと気づいて欲しかったですね。
前述していますが、鈴を補佐に置いておくだけでも大分印象が変わったと思います。
②結
ここがどうしても腑に落ちないところ。
アニメは最後の修学旅行を新たな虚構世界での出来事として扱っているように見えたのですが、気のせいですか?
そうならこの物語の意義そのものが消失しますし、そうじゃないなら演出がアレということになります。
例え意図が違ったとしても、そう見えてしまう可能性があるというのは如何なものかと。
ああ、あと『遥か彼方』の乱用も。
幾らなんでも露骨過ぎです。
まるで「この曲流しとけば泣くだろ。視聴者ウマシカだから」と言われているかのようでした。
一応終盤展開のまとめ→{netabare}
現実世界に戻り皆を救出しようとするが、ナルコレプシー(理樹の持病)がネックとなり、それができずに終わる。
病院で目覚め、鈴と二人だけになってしまったことを知る。
「こんな結末は嫌だ」という二人の想いにより、恭介たちの時と同様に虚構世界が創造される。
そこで持病克服し、現実のあの時間へ。
今度は皆を救い出すことに成功する。
皆回復後、修学旅行のやり直しへ出発する。
{/netabare}
{/netabare}
総評としては、原作やるのが面倒なら見ても良い、と言ったところです。
前述のゲーム要素もあるので、出来れば原作プレイが良いと思いますが、何せ長いんでね。
(2013.12.29)