U-tantan-U さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 5.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
あなたと過ごした日々をこの胸に焼き付けよう....
この作品は少女がタイムリープの力を手に入れたら...そこに、高校生の友情、恋愛を絡めた青春のストーリーといったところですね^^
見終わった後、いい感じの余韻に浸れる作品で、流れる奥華子さんのガーネットがそれを助長してくれて、すごく良かった。レビューのタイトルはガーネットのサビの出だしですが、ここすごく好きです。映画とこの曲がすごいあっていて、ここは抜群だなと思わせてくれました。思わずホロリなんてこともあるかもしれません^^
途中、急展開やタイムリープの矛盾などに多少気付くかもしれませんが、そこはあえてスルーしました。そこまで重要な矛盾ではないと思ったからです。
しかし最初の真琴のはちゃめちゃぶりはすごいです^^;好き放題やってくれちゃってますwwただ、そこでいろんな弊害に気付き改心していくので、見ていてそこまでいやな感じは受けませんでした。いい意味でバカといった感じでしょうか^^自分がもしタイムリープを手に入れたらどうなるか考えさせられるところでもありました。
ただ、どうしてもスルーできなかったのは、いじめのくだりですね。
すでに指摘されているところかもしれませんが、真琴の失敗によって起きた事故を他人に擦り付けます。
そこで擦り付けられた子が、これが原因でいじめられてしまう。
その後その子が暴走して別の女の子を傷つけてしまうという、負のループに入ってしまうのですが・・・
その後焦点があたるのは傷ついた女の子のみで、この原因の張本人である真琴、苛めていた側には何のお咎めもなく、擦り付けられ、錯乱した子が一人悪者かのような描写がなされているという点です。
すこし分かりにくくなってしまいましたが、ここだけはどうもスルーできず、かなり気分が悪かったですね^^; そのあと、真琴の行動に共感するのがちょっと難しくなってしまいました・・・
そこをスルーできればもっと楽しめたのかな、、と。
その後の物語、そして全体を見れば、3人の友情と千昭との関係の変化やタイムリープの代償。最終的にはうまいことまとめられていて、良かったと思います。暖かい気持ちになれました。
ただ、もう少しこれ!といったテーマがあっても良かったかもしれないと思いました。最終的になにを伝えたかったのかはっきりとしたものがあまり見えなかったのが残念。アニメ映画はこういうのが難しいですよね。
グダグダと明暗いろいろ書いてきましたが、そんなに悪い!という印象を抱いたわけではないです。いい作品だと思います^^