無毒蠍 さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
見崎鳴は半身を失った瞬間、本当の意味で「いないもの」となったのかもしれない…
この作品は本編の回想と序盤のお話で少しだけ名前が登場した
鳴の双子の姉妹である藤岡未咲にスポットを当てた作品です。
正確には鳴&未咲ですね。
視聴前は0話なんていうから過去の世代の現象にまつわる話しかと思ってました。
まぁこれもある意味0話ですよね、本編開始前から本編開始直後くらいまでの時間軸のお話ですし。
本編とは違ってホラー要素はほとんどありません。
鳴&未咲の仲睦まじい関係が描写されている作品です。
本編ではあまり垣間見ることのできなかった等身大の鳴がここにはいます。
ちょっと百合っぽいシーンがあったように思えます。
まぁ作中シーンのほとんどが鳴&未咲なのでそう見えちゃうのもしかたないのかな。
本編で鳴が未咲とどういった関係だったのかはある程度語られてますし、
すでに故人だったことも語られてますので新鮮味は薄いですが
本編の補完作品として楽しむにはちょうどよかったです。
本編では未咲が一番最初の犠牲者だった可能性が示唆されていますが
私は現象関係なくただの病死だったと思います。
序盤の鳴の不可思議な行動の謎がここにはありますので最後に観てみるのもいいかもしれませんよ。
もちろん別段観なくても全然問題ない作品ではあります。
ただこの作品を観るといまさらですが見崎鳴はたしかに存在したんだなぁ、
という再認識につながる部分はあると思います。
【B+75点】