退会済のユーザー さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
TV未放送エピソードはファンには嬉しい驚くべき演出
いろいろな点で1期より劣ってしまった作品でした。
この作品に関してはTV未放送エピソードについて書きたい事がたくさんあるので、その劣っている要素については簡潔に箇条書きにさせていただきます。
・ビッグワンの発車シーンが1期に比べてワクワク感が感じられずイマイチ盛り上がりに欠ける。
・「石田彰」演じる新キャラがこの作品の雰囲気と合っていない(これは序盤のみの雰囲気の事で終盤はそれなりに良かったです)。
・エピソードによって当たり外れがあるけれど、ストーリーが序盤~中盤まで面白くない(16話以降から面白くなりました)
・不謹慎な言い方ですが、1期の時のような心に熱く残る衝撃的な死の描写がない。
・ED曲がなぜに後藤真希?
さてここからTV未放送エピソードについて書かせて頂きます。
この作品は全24話+TV未放送エピソード2話で構成されています。
このTV未放送エピソードの内容が、ファンサービスを狙ったのか「松本零士」先生の手がけた作品の詰め合わせのような感じで、非常に楽しめました。
(厳密にいえば宇宙戦艦ヤマトは「西崎義展」氏の作品ですが)
以下TV未放送エピソードのネタばれ
このエピソードは完全に宇宙戦艦ヤマトの世界感でした。
登場する敵や味方の戦艦は宇宙戦艦ヤマトで見たような戦艦がたくさん登場し、宇宙戦艦ヤマト並みの大艦隊の戦闘が見られます。
そしてその敵勢力はなんと銀河鉄道999のダークィーン率いるメガノイド。
さらには宇宙戦艦ヤマトの森雪の子孫も登場します。
「銀河鉄道物語のユキ」は「宇宙戦艦ヤマトの森雪のDNAを受け継ぎ容姿性格をコピーしたアンドロイド」という設定ですが、今回のこの二人が会話する演出は宇宙戦艦ヤマトファンには歓喜の声を上げたくなるようなシーンでした。
また敵指揮官との直接対峙は「さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たちの古代とデスラーの対峙」とほとんど同じ図式で描かれていました。
敵指揮官はもはやデスラー総統のようなキャラ、そして雑兵のメガノイド達は・・・「名探偵コナンの犯人」のキャラデザイン(笑)
このTV未放送エピソードについては、もはや銀河鉄道物語とは別作品ともいえる内容で突っ込みどころ満載でしたが、ファンにとっては遊び心満載の面白い内容でした。