シェリー さんの感想・評価
2.6
物語 : 1.5
作画 : 3.5
声優 : 2.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
わからないなー
あにこれで絶賛されていますね。
僕は題名が気に入って観てみたのですが、まあびっくりするほどに辟易したものです。
田舎のおじいちゃん家の山に住んでいる妖怪といっても見た目は人と変わりないギン。
存在しているとはいえそれは非常に脆い存在で彼は人間に触れられると消えてしまうのだ。
主人公の蛍は毎年夏休みに彼に逢いに行く。
そうして時間が流れていくうちに蛍は彼に惹かれていく。
進路もギンの住む地に決めていたほどに。
でも、、、
雰囲気はとても穏やかです。でも恋愛描写がダメでした。
『夏目友人帳』が好きなら楽しめるそうですね。
好き嫌いが分かれます。
{netabare}
登場人物が彼らでなければならない必然性が見えてきませんでした。
あれっぽい人ならいくらでも代用が効くような描写だったと思います。
なんか雰囲気だけで押し切られた感じがします。
素敵な恋愛でしょ?純情でいいでしょ?お似合いの2人でしょ?みたいな。
なめるな。そんなことでは感動なんてしませんよ。
とても空疎な恋愛描写だったと思います。
愛おしさや寂しさ、プラトニックなど(僕は感じませんでしたが)
そういうものを要素として、条件としてただ組み込んだだけなのが本作だったのではないかと思います。
人が生きてこないのです。大量生産された匿名的な機械のような作品でした。
こんなものはオーブントースターとなんら変わりません。
温めるために消費されて、それで終わりです。まあその温め方さえもなってはいませんが。
{/netabare}