じぇりー さんの感想・評価
1.6
物語 : 1.0
作画 : 3.0
声優 : 1.5
音楽 : 1.5
キャラ : 1.0
状態:途中で断念した
これなんていうRPG?
とにかくモノ申したいので、ポリシーを曲げてでも書かせていただきます。
①途中で視聴を断念した作品に関してはレビューを書かない、②ネタバレは極力控える…、をモットーにしていますが、とにかく、なんか色々これは問題がありすぎると感じたので、書きます。この作品のファンの方は読まない方がいいと思います。思い切りアンチな事書きますので。。。
6話まで視聴しました。断念することを決めた後は、残りのストーリーは公式HPをみて、ざっと把握しました。
少女漫画における「お約束設定」とはいえ、やはり主人公のお相手が、超イケメンであるのに対し、ヒロインは友達もいない冴えない女子、つまり釣り合わないことこの上ない組み合わせであるにも関わらず、イケメンの酔狂と言っても過言ではない強引なアプローチで2人の関係が始まります。(ここまでは、抜粋あらすじにあった内容です。)
まずは、ヒロインのお相手のイケメンが{netabare}頂けない。恋愛対象でもない女の子と平気でキスするし、流されて体の関係まで持ってしまったことまである。
街を歩けば、すれ違う女性たちに振り向かれ、芸能事務所にスカウトまでされるほどのルックスの持ち主なのだから、本人が行動を自重しない限り、どんどん女難に遭う羽目になり、本当に大切にしたい相手が現れた時に、自分も相手もトラブルに巻き込まれること請け合いだ。
八方美人もここに極まれり。軽々しく、「君はメイクしなくても素顔のままで十分キレイ」などと、気のない女の子にまで言ったら、そりゃあ相手の女はコロリ、といってしまうでしょ。
無自覚と、無意識は重罪。{/netabare}
で、そんなお相手に、どういう訳か見初められたヒロイン。結構頑張る。
これが私が本レビューにつけたタイトルにつながるのだが、このヒロイン、{netabare}次々現れる恋のライバルを見事に懐柔していくのだ。
レベル1:見るからにチャラい今時なぜかガングロなギャル→トイレで殴られて、相手がスッキリしたらしく、クリア。
レベル2:イケメン君とキスしたことがあるという巨乳女子→彼女に片思いしていた他の男子の背中を押すことで、見事2人をくっつけることに成功。クリア。
レベル3:イケメン君と体の関係を持ったという女子→他の男子に罵倒されているところに現れて庇ったことから、和解していく様子が伺える。
レベル4:転校してきた途端、イケメン君に猛アプローチをかけるモデル→6話時点でかなり苦戦中
といった具合に、次々登場するライバルがどんどん手強くなってくるものの、ヒロインは持ち前の気丈さでくぐり抜けていく。
その度、彼との関係もどんどん親密になっていく。
レベルアップの甲斐アリか?これなんていうRPG? {/netabare}
最後に言いたいのは、結局少女漫画というのは、時代は移ろっても、私が小学生の頃に読んでいたものと比べ、鉄板設定は不変であるなぁということ。
ただし、今とン年前の高校生の恋愛・性の実態が、実際どのくらい違うのかは知らないが、こうやって堂々とメディア化できてしまうくらい、少女漫画という読み物が、「性」に対してあけっぴろげで、軽く考えられるようになってきているのは如何なものかと思う。さらに、アニメにしてしまうなんて…
読み手や視聴者である10代女子への影響とか考えないのだろうか。
まるで自分が口うるさいババアのように思えてくるが、それでも敢えて書きたい。もっと自分を大切にしようよ。
そういえば最近、某TV番組で、文科省が学生たち向けに「正しい男女交際について」というハンドブック的なものを発行しているというようなことを知った。
その時は、「え~、そこまでやるかぁ?」と思ったが、そこまでやる必要があるのかもしれない。